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「頭がブドウに似てる人」

頭がブドウに似てる人に会ったことがある

もちろんこの場合のブドウというのは

果物のブドウを指す


武道館の「ブドウ」の方な訳ないやろ

アホか


まぁいい

話を戻そう


頭がブドウに似てる人に会ったことがある

決して会う約束をしていた訳でなく

会いに行こうと思って訪ねたのでもない


たまたま私は

頭がブドウに似てる人に会ってしまったのだ


その人の頭は本当にブドウに似ていた

写真があったら見せてやりたかった

俄かには信じられないと思うが

その人の頭は本当に

本当にブドウに似ていたんだ


しかも偶然なことに

その人と会った場所が

武道館の近くだったのだ


そう、ここに来て

冒頭の「武道館」というワードが再登場する


どうだ、見たか

これが噂の、伏線回収という奴だ

驚いたか

違うか


話を戻そう


頭がブドウに似てる人に会ったのだが

私はその人に対して

「あなた、頭がブドウに似ていますね?」と

訊くことが出来なかった

訊く度胸がなかった

訊ける程の誼みもなかった


せいぜい

「やっぱりこの時期だから変な横断幕掲げてる奴ら多いっすね」

と会話したくらいだ


結局私はその日以来

頭がブドウに似ていた人と会えていない

WeiboはおろかWeChatもBilibiliも

何ならメールアドレスも電話番号も交換しなかったので

こちらから連絡する手段もない


あの時訊いてみたら

何か変わっていたのだろうか

そもそもあの人は

頭がブドウに似ていることに

気づいていたのだろうか


私はそんなことを思い出しながら

7時間半しか眠れない日々を過ごしている

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