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「指紋 〜しもんしもん〜」

指紋を見つめている場合じゃないよ

奴らはもう近づいて来ている

指紋を残してはいけないよ

奴らに嗅ぎつけられてしまうから


奴らに見つかったら

指紋のひとかけらも無くなるよ

奴らに見つかってしまったら

君はこの世界の「紫」を知ることはもうない


奴らに見つかるとまず

君に諮問(しもん)するだろう

それが君の終わりの始まり

そこから終わりの終わりまで一瞬さ


それにしても君は見たところ

すぐに奴らに見つかりそうな

なんか、とても・・・不思議な顔をしている


なんだ、その・・・んん

なんなんだ、その顔は

こんな顔を目にするのは生まれて初めてだ

なんて言ったらいいんだ、その顔は

どうやったらそんな顔になれるんだ


遺伝か?


遺伝じゃないのか、すまん


まぁいい、どのみち君には

逃げ切れる見込みが無さそうだ


それまでの間は

せいぜい指紋があることを感謝することだ


しもん

しもんしもんしもん

しもんしもん


しもんしもんしもんしもん

しもんしもん

しもん

しもん















我ながらなんやねんこれ

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