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ファンタジーは突然に 軽量版   作者: 皆木 亮
第2章
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第9話

「よし、ではイニシエーションを開始する! まずは二人で何処(どこ)かに食べに行くぞ。ミクル、何を食べたい?」


「う~んと…じゃあ、ハンバーグ~。」



 電波(でんぱ)など混入する事がない、打てば響く普通の反応! 普通の対応‼ これですよ、これ‼


 それに、何とも可愛いチョイスじゃないか!





 よし、ならば!


「ハンバーグだな? よし、良い店を知っているから、連れてってやるよ。」


「どんな店だろ? ちょっとドキドキするよ。」





 しばし歩き、目的地に着く。


 豪奢(ごうしゃ)さは無いが、ファミレスと(ちが)って落ち着いた雰囲気のする中堅(ちゅうけん)どころの店だ。





「うわ…ここ(たか)いよ? 大丈夫、お兄ちゃん?」


 店の前のボードに書かれている値段を見て不安そうな声が発せられる。


 しかし、都合の良い事に、今日は残弾(ざんだん)がタップリ()る。





「心配するな、今日は余裕が()るんだ。ガシガシ食って構わないからな。」


 この狩り場クラスなら少しばかり(まと)が多くても()()らす(こと)()いはずだ。


 ミクルちゃんは『良いのかなぁ?』という顔で店の中に付いて来る。





 店員さんに案内されてカウンター席に横並びに座る。


 ミクルちゃんは浄解(じょうかい)しっぱなしなので横並びに()らざるを()ない(ため)、テーブル席だと座席が無駄に余る事になるのでカウンター席でも不満は無い。

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