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やってはいけない事

そして、そんなちーちゃんを見て『このままではサラリーマンを拾った事がバレてしまう』と思った私はコレからどう隠して行こうかと悩み始めるのであった。





朝霧さんが仕事に行って訳二時間が経った。


何もしないのは流石にどうかと思った俺は部屋とお風呂の掃除を一通り終わらして今はひと段落と言った所である。


そして部屋の掃除をしている時、本棚に高校用の教科書と参考書が多くある事に気が付いたのでもしかすると朝霧さんは高校教師なのかも知れないと思い、そこで考えるのを止めた。


コレに関しては俺が勝手に推理したり探ったりして良い事ではない気がしたからである。


誰しも知られたくないモノはあるし、それが何なのかは本人にしか分からないのならば朝霧さん本人から言うまで待つというのが正しい選択であろう。


ただし、隠してはいけないモノは世の中にはあるわけで。


それはひいてはやってはいけない事の訳で………。


「っと、この話題は無し無しっ!嫌な気分になるだけだっ」


そして俺は頭を振って思考をクリアにする。


「さてと、サンキューワークでバイトを探すべきか、ハローワークに行くべきか………流石にまずはハローワークで失業保険の手続きだなっと」


思い立ったが何とやら。


俺はスーツ姿になり出かけようとして気付く。


「まずはハローワークでは無く合鍵だったわ」


まぁ、今やらなければならないという訳でもないので合鍵を作って頂くまでの辛抱である。


しかしながらそうなって来るといよいよやる事は無くなってくる。


「ま、これくらいなら良いよな………良いよね?」


そして俺は本棚から高校二年と書かれた数学の問題集を手に取ると解き始める。





「アンタ、いつも放課後図書室で勉強してるのね」

「うるさいな。見て分からない?俺は今勉強してるの。将来良い会社に入ってそこそこの給料とそこそこの嫁さん貰って、そこそこ幸せな家庭を築く俺の将来の予定を邪魔しないでくれ」

「……………ねぇ、それってそこそこじゃなきゃダメなの?」

「……………」

「おーーーいっ!聞こえてますかーーーっ」

「……………」

「普通大企業に入って良い給料と美人な奥さんを貰って幸せな家庭を築きたいと思うもんじゃないの?ねぇねぇ」

「あぁもう、うぜーっ!!何処を目指そうが俺の勝手だろうっ!?良い方にも悪い方にも振り切れているのは嫌だし、大企業入って良い給料と美人な奥さん貰っても幸せに慣れるとは限らねぇだろっ!!……………すまん、いきなり感情的になり過ぎた」

「一瞬確かにビックリしたけどちょっかいかけたのは私が先だから良いよ、許してあげよう」

「何で偉そうなんだよ」

「ふふ、何ででしょう。それよりも名前まだ言ってなかったね。私の名前は───」

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