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怪人視点の英雄譚  作者: 悪の組織の下級書記
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格好良さ

あの人は言っていた

英雄でも守れない物があり

英雄でも勝てない時があり

そして英雄には出来ない事がある


彼等はいつも遅れてやってくる

彼等の存在は抑止力にもならない

なら、彼等は必要なのか?

あの人はそう言っていた


けれど僕は憧れた、そんな英雄に

そんな矛盾した存在と悲しい力を振るう

格好良い彼等に憧れた





「最初は君達に憧れてたんだよ?」

そう言葉を紡ぐ孔雀の怪人は血と言葉を吐き

満身創痍の身体を何とか立たせながら

激しい戦いを繰り広げた英雄に語り掛ける


「君達はとても格好良かった」

威厳ある鶏冠は千切れ

煌びやかな羽は血で穢れ

美しい蒼碧の胸甲は砕け、儚さを感じる程だ


「それに比べて、僕って格好悪い…な」

赤い英雄はとどめを刺し

地面に倒れる彼の姿を見て無言のまま去って行った




悲惨な身体を晒し悲痛な傷を露に死んだ孔雀の怪人

そんな彼の最後の姿は、他に表しようも無い程

格好良かった

ほら、俺ってイケメンじゃん?

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