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怪人視点の英雄譚  作者: 悪の組織の下級書記
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始まりの力

弱者を守り、強者に挑み

人を憎まず、罪を憎み

自らを犠牲に他者を助ける


私の信じた正義は

まったくの間違いだった

正義は弱く、脆く、穢れていた


弱者も守れず、強者に勝てず

人を憎み、罪を隠し

他者を犠牲に、自らを生かす

そんな悪辣な事をしてでも

最後に立っていた者だけが

正義を語り、悪を語る事が出来る


そんなものが正義なら

そんな事が正義なら

私は正義を捨てよう


罵られ、蔑まれ、貶されても

己の信念を曲げない戦士になろう

例えそれが悪だとしても







四人の英雄に囲まれながら

私は雨に打たれ叫んでいた

「正義で何が守れる!」

力が無ければ悪なのか?

負ければ悪なのか?

ならばそれを決めるのは誰だ?

神か悪魔か、違うだろう?

同じ人間が憎しみ僻み奪い合う


なら人が争わぬ様に

共通の敵が必要だ、絶対的な悪が

「私は正義を捨て、正義に挑む…悪になろう!」

装備を機動させ、真紅の英雄に変身する

「さぁ、来い英雄共!怪人が相手になる!」




雨が仮面を伝い溢れる様は

まるで涙が流れる様に見える

そして真紅の怪人は四人の英雄と戦い始めた


いつも声を掛けてたのはこの人です

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