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End of school  作者: koketti
第一回戦
3/6

柔道部午後練

放課後になり、柔道部の所へ行く。



この学校の柔道部は2年連続で全国大会3位以内に入っている。


といっても個人戦であって全国に行っているのは一人だけ。

同じ学年の宮澤 快人(みやざわ かいと)だ。


快人と、あまり話したことはないがイケメンで結構もてているらしい。

まあ頭は俺のほうが全然上だけど。



エンドオブスクールまでの目標は決まった。

快人に勝つことだ。


柔道部が練習している体育館についた。



「せんせー、今度のエンドオブスクールの1回戦が柔道になったんで柔道をやり方おしえてもらっても良いですか?」

顧問の斎藤先生に言った。



斎藤先生は学生時代柔道で全国大会優勝経験があるらしい。


「最初は柔道になったのか、わかった。では出来る限りのことはすべてしよう」


と言って、ルールと基本的な技を教えてくれた。


まず仮入部中で、小学校時代に経験のある瀬戸 凌(せと りょう)と試合をする。



俺より少し背が低くて細マッチョだ。


1年と言っても期待の新人で小5から始めて小6の最後の県大会は5位だったそうだ。

ちなみに参加者は150名ほどいたそうだ。



試合が始まった。





まだルールと基本的な技を覚えただけで、あっさり負けた。



その後も3回やったが全部負けた。


が、コツはわかった。



次に仮入部の1年で俺と同じでまだルールを覚えたばかりの奴とやった。



俺は思いっきり力を入れる、相手も思いっきり力を入れてきた。



組み手で俺は有利になった。



そして相手を床に倒し、足をからめて固める。


相手も固め技から抜けようとするが、抜けさせない。




そして勝った。


勝つととても気持ちが良いものだ。



その後他の人ともやり、5回中4回勝った。



「はじめてにしてはすごいな。この上達ぶりなら1位取れるんじゃないか」

斎藤先生がほめてくれた。


「絶対1位取ります」



そのあともう一回瀬戸と試合をした。



組み手は互角。



手と手が絡み合い、体と体がぶつかる。


互角に進み、足技がっせんになる。

といっても俺は基本技しか知らなく、がむしゃらにあいての足を取ろうとする。



互角の状態が少し続いたあと、俺は上を取られ、寝技で固められた。


動こうとするが、動かない。



そして負けた。


「くっそー‼」


でも始めやった時より全然良い試合だった。


が、負けは負けだ。



次は絶対勝つ‼



その後、他の部員ともやったが全部勝った。


もちろん快人とはやっていないが。


自分の成長ぶりにはすごく驚いている。

部員も皆驚いていた。


「この調子なら1位とれるぞ」

とうかれていた。


そして部活は終り俺は家で斎藤先生に貸してもらった柔道の本で技を覚えた。


俺は自分で言うのもなんだが記憶力は良い方なので全部1日で覚えた。



本を読んだ後、家の隣にある親に作ってもらったハーフバスケットコートで汗を流し風呂に入った。



「柔道、結構おもしろいな。なんか燃えるし」


明日は朝練があると言っていたので早く寝ることにした。


この調子だと「エンドオブスクール」が終わるまではバスケ部に行く時間は無い気がする。

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