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大晦日。年越しうどんを食べながら。
その日はこの地方では珍しく、雪が降っていた。
一人になった家でうどんを食べながら
ニュースでは今夜一晩は降るらしく、テレビの中で子供が明日は雪合戦だとかなんとか言っていた気がする。
微笑ましい。
そんな様子を見ながら俺は思う。
ああ、だからこそ――守らなくちゃな。
『……時間だよ。彰君』
「おう」
近くであの声がする。最初に手に取った時から変わらない、どこかムカつく、だけど懐かしい声が聞こえる。
家のドアを開ける。開けたところに幼馴染やクラスメートの顔が見える。ここまでくれば見知った顔しかいないだろう。皆初詣に行くにしては妙に似つかわしくない顔をしていた。
年の暮れ。めったに雪が降らないこの町で、最初で最後の決闘が始まる。
「いっちょ世界、救ってきますかね――」
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