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最後のティータイム

掲載日:2026/05/16

うさみみと初代のティータイムに二代目乱入。

次はどこへ?

うさみみと老人が、カップを傾けている。


優雅なガーデンアフタヌーンティー。

――のように見える。


「勇者様が、ドラゴンの逆鱗を拾ってきたらしいですよ」


「ほう。やるなあ、あいつ」


なんとも平和な光景である。


「は?」


そこへ、一人の男が現れる。


「おう、久しぶりだな」


老人が声をかける。


「は?……なんで?帰ったんじゃ?」


男は、理解が追いついていない顔をしている。


「帰るなんて、言った覚えはないぞ」


老人は、ニヤニヤと笑う。


「だって……勇者の証が……よろしくって……」


呆然としたまま、言う。


すると、老人が爆笑した。


「ああ、あれな!お前があまりに良い顔するから、ついな!」


「もう、そういうことするからー。 この人、勇者の証を手放せば帰れるって信じちゃったんですよ」


うさみみが、軽くため息をつく。

――誰のせいだ。


「はは、悪い悪い。お前も一杯どうだ?」


席を示される。


男は、黙って腰を下ろし、差し出された紅茶に手をつける。


一口。


「ぶっ……!」


盛大に吐き出した。


「はっ!?なんだ、これ!?まっず!!」


老人は、腹を抱えて笑っている。


「も、もう、あんたになんて、絶対に関わらないからな!!」


立ち上がり、そのまま駆け出す。


――が、


数歩進んで、立ち止まる。


振り返る。


うさみみが、静かにこちらを見ている。


「こちらです」


男は、何も言わず、顔をしかめる。


そして、

また、歩き出した。

読んでくれてありがとうございます。

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