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1.入学

県立桜花高校  

「はじめまして。神谷南と申します。よろしくお願い致します。」

私、神谷南も今日から高校生です。

「おい?それだけか?もっとないのか?好きなこととか部活とか」

担任の湊あきら先生が問いかけてきますが別にこれと言って好きなものもないし話すことはないのだが…

「まあいい。はい拍手」

パチパチパチ

まあ自己紹介も無難に済ませましたし、波風立たず、平穏な学校生活を送るとしますか。

「ねえねえ」

ん?何やら隣の生徒が話しかけてきました。

「隣の席だし仲良くしてね!これからよろしく!」

こちらは隣の席の榊響さかきひびきさんですね。先ほどの自己紹介では非常に愛想の良い方だと印象を受けました。小柄で男女関係なく、人気の出そうな方ですね。

「これはこれは榊さんご丁寧にありがとうございます。よろしくお願い致します」

「さっきから気になってたんだけど神谷くんって言葉遣い丁寧だよね?誰にでもそうなの?」

「そうですね。中学時代から丁寧な言葉を使うことが日常となったのでそれがもう癖になってしまっているからですね。」

「そうなんだね!すごいなぁ」

「すごくないですよ」

そう何もすごくない。一日中気を張っているのにももう慣れた。

「じゃあ自己紹介も終わったことだし今日は終わりだ。親睦も深めるなどもいいが羽目を外しすぎるなよ」

ハーイ

「みんな!このあとどこかにいかないかい?みんなで親睦を深めよう!」

クラスのイケメン結城蓮さんがみなさんを誘っています。まあ私のような陰キャは似合わないので帰るとしますか。

「あれ?神谷くんはいかないの?」

「榊さん。そうですね。私は少し予定がありまして帰宅致します。」

特に予定があるわけではありませんが

「なら僕もいいかなー。一緒に帰ろうよ」

エーサカキクンコナイノ?

もう榊さんは女子生徒から人気があるようですね。

「いいんですか?」

「うん!僕は神谷くんと仲良くしたいから!」

「そうですか…」

こんなこと初めて言われたかも知れませんね。

「ではいきましょうか」

帰って趣味で書いている小説でも書きましょうか。

「「待って!」」

誰かが呼び止められてますね。きっと榊さんでしょう。

「榊さん呼ばれてますよ?」

「いやめっちゃ神谷くんのこと見てるよ?」

私ですか?そういえば何故か聞き覚えのある声だったような

「み、南もくる行くわよね??みんなと仲良くなるチャンスよ?」

こちらは私が幼稚園の頃から関わりのある佐倉要さくらかなめさん。

「そ、そうだよ。ミナくんも一緒に行こうよ。」

こちらは中学校の時一緒のクラスでした五橋佳織いつつばしかおりさんですね。ずいぶん懐かしいメンツが同じクラスになりましたね。ところで小説によくある言い淀む感じ、現実でもあるんですね。

ザワザワザワ

こちらのお二人はクラスの中でも美女の2人です。そんな女性が私なんかに話しかけるので少しクラスが騒がしくなっていますね。

「お久しぶりですね佐倉さん。五橋さん。申し訳ありませんこのあと予定があるため行けないんです。またお誘いしてください。」

「な、なら!私も一緒に帰るわよ。いいでしょ?」

何故か佐倉さんが食い下がってきますね。面倒なことになりそうなので…

「申し訳ありません。今日は榊さんと大事な用事がありまして。失礼致します。」

「あっ」

―――――――――――――――――――

「申し訳ありません。嘘をついてしまって。」

急いで逃げてきてただいま帰宅中です。

「大丈夫だよ〜それより良かったの?2人とも可愛い子だったし、昔からの知り合いかなんかなんでしょ?」

「ええ、ただの昔の知り合いです。確かに可愛らしい容姿の方ですが榊さんと一緒に帰宅したかったので。」

「あはは。嬉しいな」

―――――――――――――――――――

ーカラオケボックスー

「じゃあ高校入学を祝して!」

「「「「乾杯!!!」」」」

ワイワイワイ

「てかさーせっかく佐倉さんと五橋さんが誘ってんのにあの神谷とかいうやつ断るとか生意気だよな」

「そうよね。入学早々に予定なんてあるわけないじゃない。」

「いやいやそんなことないよ。どうしても外せない用事があったんだよきっと」

「結城くん優しい〜」

「神谷くんとも話したかったな。佐倉さん話してたけど何か知らないかい?」

「用事とは言ってたけどきっと来なかったのは私のせいよ」「私のせいだよ」

「「は?」」

「ちょっとあなたどういうこと!?もしかしてあなたも南に何かしたの!?」

「そっちこそ!ミナくんに何かしたの!?もしそうなら許さないよ!」

ピリピリピリ

「ちょっと2人ともやめなよ!せっかくの親睦会なんだから!」

「そうだよ!仲良くしようよ!」

「「あっ」」

「ごめんなさい。雰囲気悪くしちゃって。私帰るわ。今日はありがとう」

「ご、ごめんね空気悪くしちゃって…私一回ドリンク取ってきて頭冷やしてくるね」

シーン

「なになに神谷くんと学年の二代美女の2人に何があるわけ」

「わからねえよ!俺中学からあいつとおんなじ学校だったけど全然噂なんて聞かないし」

ザワザワザワ

「ふーん。神谷くんも罪な男だね。」



いっぱい登場人物出しちゃって自分でもちょっとわからなくてなってきてます。

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