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ステータス制度

ハイハイを覚えた俺だったが、まだ階段を登るのは無理で

行動範囲は主に1階に限られた。

また赤ん坊の少ない体力では家を動き回るのもかなりしんどい。

母親が育児休暇を取ってるため、監視の目もあるため

今は色々な挑戦をすることが難しく

すぐに抱き抱えられてベットに連れ戻されてしまう。

能力値の底上げをしたいのにな‥。


ある日俺を生まれ直しさせてくれた天使が現れて

この世界のチュートリアルを教えてくれた。


「ステータスオープン。」


俺は右手をかざすと、目の前にゲームのステータス画面が現れた。天使が言うには、無能を何もない状態で転生させても、しょうもない人生を歩むと言うことで、その救済措置となるのが、このステータス制度だ。


ただ魔法が使えるというようなものはなく、あくまで現実的に可能な能力のみ習得可能だそうだ。

ただ能力の習得は条件があり、異世界転生ものみたいにぽんぽん有用な能力が取得できる訳ではないようだ。


ただ怠け者の俺には、この自分の努力がステータスとして可視化されるだけでも、十分にやる気が出る。



ハイハイをして、母親にベットに戻される。それを繰り返すことにより

筋力数値などが向上している。意味のないような行動であっても、こうやってステータスに変化があるのは、非常に嬉しい。筋力数値の向上もあってか、俺は何かに捕まっている状態なら立つこともできるようになった。

そして言葉もまだたどたどしいが、喋ることができるようになった。

両親はそんな俺を神童だと驚いていた。

これによって俺の行動範囲は2階まで拡大することができた。


2階には父の部屋があり、俺はそこに行きたかった。

何故なら父は塾の教室を運営しており

つまりはそこには参考書など、自分の学力数値を伸ばすものが、いくらでもあるのだ。

俺は自慢じゃないが引きこもりだったため、学力の基礎も全くできていない。

そして赤ん坊は暇人なので時間もかなりある。


筋力やスタミナ数値をこのまま上げつつ、学力のスキルや数値を向上させていく、そして雪ちゃんにふさわしい男に俺はなるんだ!

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