第三十二話 ビンボー生活本は信用できない
世の中にビンボー生活マニュアルとか貧乏礼賛本みたいな書籍が多々あります(「貧乏人の逆襲!」 松本哉 ちくま文庫ete)。しかしこういう本のいう事を頭からうのみにするのは危険です。
なぜならこの手の著者は、人間力(いきる力、生活力、発想力、コミュニケーション能力やプレゼン力等々)が相当なハイレベルなのです。よくよく考えてみてください。商業出版できるという点で、彼らのキャパシティは我々よりもはるかに上なのです。
なるほど彼らは貧乏生活しているかもしれません。しかしそれは彼らが好き好んでやっているだけであって、その気になれば、彼らはフリーライターでも店のマスターやオーナーにでもなって、普通人以上に金を稼げるのです。
ようするに趣味で貧乏生活しているだけです。
現に松本哉は「素人の乱」というリサイクルショップを何軒も経営しているし、大原扁理は自著の台湾版が出版されたのをきっかけに、今は台湾に移住し現地でライター生活を送り、時々日本に帰るなかなか優雅な日々を過ごしてます。
私達とは違うのです。我々にはそのようなハイスペックな力はないのです。その点をよく理解する必要があります。
では誰のいう事を信じればいいのでしょうか? 何の才能もコネも伝手もバックグラウンドもない無能者だか、それでもとにかく人生に真摯でありたいと思っている者………………例えば私とかですね(笑)




