オタクの好み
なんとなくオタク的傾向がつかめてきたがする。過去と違って、現在は非オタクとオタクの区別がほとんどつかない。悪口をいうために、過去のオタクのイメージでぐちゃぐちゃ言う人が多いが、それはその人が年寄りだと示してるようなもので、現状を正しく把握してない年よりも思い込みだなと思う部分が多い。
そういった時代の中でオタを区別するのは意味が無いのか?私はそれでも有ると思えてきた。オタクが好む物語はリアリズムを重視し無い。ここでファンタジーが好きじゃない。こうなると昨今の萌えキャラの流れを組み込めない。いやいやそれ組み込むのが無理があるでしょ?そんな事は無い。意外とこれに通った部分がある
過去のオタクと今のオタクが違うのもこれが大きい。過去のオタクはリアリズム煩かった。だからSFが流行したのもある。SFの方がそういった視点で扱いやすいから。過去のオタクはこれが好きとか目的が明確だった。すぐに飽きて次の消費材を求める今オタクにはこういった方向性は現状合ってない。
そういった分かり易い目的意識じゃなくて、その逆で見たら解けた。何かに拘るのじゃなくて、逆に拘らないから独特の価値観になってる。
何故そうなったのか?が今のオタクの現状と良く合ってる。漫画アニメの物語の発展で、リアリズムに拘らないほうが豊かなバリエーションの作品を生み出せる。そうなると次々消費して飽きる今のオタクのライフスタイルにあってる。
何故これが萌えと繋がるのか?これが繋がってるんだ。萌えキャラって良く見ると人間や女性としての思考をリアルに感じないよね?それは、文芸などの小説ではありえないわけで、結構これすごい事になる。当然だから見てられないって人が出てくる。特に女性が拒絶するのは当たり前だと思う。これを女性オタが好む男性キャラに置き換えれば分かる。
ここでリアルなものが嫌いなんだと、オタクの特徴を述べると、そうじゃない作品が出てくると破綻してしまう。実際私もそうなんだ、いろいろ考えると、リアルなものが嫌いなんだとすると、矛盾する作品がすごく多いんだ。でも逆にリアリズムに拘らないって視点で見ると、矛盾がすべて解消される。
大体はリアルなものが嫌いで常識になってるだろう。私はそれに疑問を持ってて、それで書いたのがある。着想となった物語群自体の特徴は多分間違ってないが、そういう目的意識の高さは今のオタクにはそぐわなくて、何か古臭いオタの特徴に見えてしまう。リアリズムに拘るんじゃないの?
違うんだよな。現実とは違う世界に没頭したいからリアリズムに拘るんだよ。これを捻くれた現実逃避と私は呼んでいる。
今はそこまでディープなオタクをあまり感じない。もっと軽いんだよな。リアリズムに拘るような人から見ると何が面白いんだ?これってような作品が多い。そこで主観的リアリティなんだよとか言ってしまうと客観性の無いごまかしの話しになってしまう。これそうじゃなくてそもそもリアリズムへの拘りが無いから、そういった人たちと異質なタイプに見えるのでは?と見えてくる。
だがそれだけなら、どこにでも居るだろう。何故それがオタク化しやすいのか?で上にある萌えキャラやバリエーション豊かなファンタジー作品に繋がってくる。今オタクとは豚である。何故この言葉が出てきたか?と言うと、ただ食べる=消費するだけの豚野郎で、しかもその食欲が旺盛すぎる。だからオタは豚と呼ばれやすい。インドアなのでついで太ってしまうのはそういう人もいるかもね?で抑えておくけど。
現在のオタクとはオタク的コンテンツを多量に消費する人で、定義されて、好みの傾向はリアリズムに拘らない傾向がある人が集団の多数派になりやすい。
現在のオタクをそれ以外の人と明確に区別するのはほぼ不可能だ。これが大前提。あくまでそこに何か好みの違う傾向があるのか?と探る時の参考して書いてる。
次々に決まった好みの変わっていく今の時代にオタクはこういうものが好きって話しは1年もたたずに古臭い話しになりがちだからだ。まとめている間にすでにそれもう飽きたと大多数のオタにいわれてしまうだろう。私もいろいろ呼んだが、それがすべて不満なのは、現状の好みとずれてるからになる。
それはもっと流れに左右されない根本の部分を突っ込んで考えて無いからになる。個人の好みが軸となって目的的に集団を形成するような時代じゃない。オタクコンテンツを消費する中で結果論的に好みが形成されていくと言う風に見れば多分がらっと過去のオタクと違うと分かると思う。
単純に何が変わったか?で消費するコンテンツが豊富になったからじゃない?って思う。それは過去のオタから劣化したとかじゃなくて、過去は飢餓状態だったからって違いなだけじゃない?と見てる。過去のオタクも多分同じ状態にされたら堕落に見える豚になっていただろう。