表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

第1話

あなたは、運命って信じますか?


もし、一瞬で感じる人がいるとしたら、あなたはどうしますか?


この物語は、ちょっとした運命の恋の話である。


暑い夏のことだった。


空気がどんよりとした真夏。セミが鳴いている。空は晴れ太陽の光がまぶしい。緑に茂った葉がついた木が並んだ森の中。


私はまだ小学2年生だった。


友達と森の中を探検しながら、遊んでいた。


ふと横を向いた時、ある男の子とすれ違った。


その時、私は、その男の子にビビッと来た。


そして、すれ違った彼が通りすぎ、後ろを振り返ると、彼と目が合った。


また、ビビッとした。


ただ、それだけ。


あの彼の微笑んだ顔が何度も思い浮かぶ。


その日から彼を探しても見つからなかった。


そして、それから、彼に会うことはなかった。


高校2年生の夏。


先生がある日、

「みんな、早く座れ!」

といつものように声をかける。それから、みんなが座ったのを確認してから、辺りを見渡し、先生は、

「今日から、このクラスの仲間になる転校生が来ました!山本一樹くんです!」

と言う。教室は騒めいている。彼は、教室のドアからゆっくりと入ってきた。みんな、どんな人か、ドキドキ、ワクワクだった。


その時、彼の姿が見えた時、私は、あの時と同じようにビビッと来た。


私は、思わず、

「え?」

とつぶやくように言うと、一緒に話していた前の席の友達が、

「知り合い?」

と聞く。私は、首を横に振った。その後、つぶやくように小さい声で、

「でも、見たことある…」

と言った。すると、友達は、

「そうなの?」

と聞く。私は、首を縦に振った。


しかも、あの時と同じだ。


あのビビッと来た感覚。


まだ、この時、私は、この意味をわかっていなかった。


先生は、指を、私の隣の空いた席を指しながら、

「早川の隣の席が空いてるから、そこで。」

と言うと、彼は、その席に向かいながら歩いて来た。


その時、ビビッとした。


しかも、ドキドキした。


彼はその席に着いた。


ホームルームが終わると、みんなが動き出す。


その時、彼は、私に、

「山本一樹です。よろしくね。」

と自己紹介をする。私は、思わず固まっているのを、我がかえり、はぁとし、

「は、はや、早川…由奈です…よ、よろしく…お願い…します…」

と言うと、彼は、微笑んだ。再び私に、

「よろしくね。」

と言う。


私は、また、ビビッとした。


彼との出会いが私にとって、夏の始まりだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ