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顔も見えないきみのこと

作者: 川見 雅

夢から醒めて思うのは


今日もきみの顔が見えないこと


夢から醒めて思うのは


今日も始まる1日のこと


きみのいない、1日のこと


夢から醒めて思うのは


夢の中で会えたきみのこと


顔を隠して消えていったきみのこと


夢から醒めて思うのは


きみのいた遠い日々のこと


きみのくれた大切な日々のこと


夢から醒めて思うのは


きみの見せてくれた笑顔のこと


もう届かない笑顔のこと


夢から醒めて思うのは


祈るのは


きみの幸せ

きみが今日も、どこかで


笑って


いてくれますように。


春の曇天のもと

醒めない夢は祈りを連れて

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