表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
68/93

目指せ1位の体育祭!3


翌日、さっそく生徒会からテーマが決まったという放送が流れた。残念ながら、私達1年2組のテーマは選ばれることはなかったけど、選ばれたテーマはとてもユニークで面白そうな内容だった。


 「えっと、じゃあテーマが『星座』ということで競技内容を発表します」


今は、お昼休みだけど生徒会から競技内容の紙が配られ、みんなで話し合うこととなった。木村君が競技内容を発表してくれるのをわくわくしながら私は待っていた。クラスも緊張からかシンとしていて誰かの唾を飲む音さえ聞こえそうだ。


 「一番目、100メートル走。タイトルは赤い旗に向かう牛たち。二番目は二人三脚。タイトルは双子にどこまでなりきれるか。三番目はサイドステップ30メートル走。タイトルは華麗な足さばきで走る蟹。四番目は応援合戦。タイトルは乙女による応援合戦。五番目は玉入れ。タイトルは狙いを絞れ。六番目は騎馬戦。タイトルは王者は誰の手に。七番目は○×クイズ。タイトルは二つを天秤に掛けろ。八番目は障害物競争。タイトルは海を舞うマーメイド。九番目は飴さがし。タイトルは顔は水瓶で洗いましょう。十番目は棒取り合戦。タイトルはオリオンとサソリの戦い。十一番目はパン食い競争。タイトルはとにかく食べまくれヤギの如く。十二番目は大縄跳び。タイトルはヒツジで数えろ大縄跳び。最後に全員リレー。タイトルは星を繋げ全員リレー。という内容です」


…なんていうか生徒会の頑張った感じが伝わって来たな。無理やり結びつけたらしきところもあるけど、一日でここまで仕上げるなんてすごいと思う。


「じゃあ、みんな。前回競技を決めてもらったからそれでいいかな?」


木村君がそう尋ねると有紗ちゃんが手を挙げた。


「木村君。サイドステップは新競技だよね?50メートル走がその代り消えたみたいだけどその人がサイドステップに行くんだとなんか違う気がする。サイドステップはバスケ部、卓球部、テニス部辺りがよく使ってると思うからその人たちと話し合っていい成績出せそうな人を出したほうがいいと思う!」


「そっか!ありがとう下山さん。じゃあ、今下山さんが言ってくれたとおり、サイドステップに自信がある人でやってくれる人いる?」


木村君がそう聞けば、ちらほら手を挙げてくれる人がいた。私のクラスはみんな積極的で本当に良いクラスだと思う。そう考えていたら、なつちゃんが手を上げた。


「じゃあ、今手を上げた人で話し合って決めてほしいです。みんな、ありがとう。じゃあ、後は応援合戦の服とかダンスとか騎馬戦とか全体の事なので、また後で話し合おう!じゃあ、お昼休みにわざわざありがとう!」


「はい、じゃあサイドステップ自信ある人こっち!」


鳥羽さんがそう言って人を集めてくれる。


「じゃあ、まこちゃん。私行ってくるからみんなで食べてて!」


なつちゃんがそう言って鳥羽さんの元へと行った。


そこで 木村くんが教壇を降りて机に戻ろうとしていたので今話し合ったことを書いたノートを木村くんに持っていった。


「木村くん、これ。話し合ったことをまとめといたよ。この前のもあるから確認してくれるかな?」


木村くんが驚いたようにノートを見つめて私を見た。


「白雪さん…わざわざありがとう」


「いやいや、木村くんが委員長やってくれてるからいいクラスになってるんだよ。こちらこそありがとう」


誠心誠意をこめて木村くんにお礼を言ったら木村くんは少し顔を赤くした。


…あれ?褒めすぎて照れちゃってるのかな?


「あ、ありがとう白雪さん。ちょっと用事を思い出したから失礼するね」


木村くんがノートを持ったまま教室を後にする。その後幾人かの男子が立ち上がった。


「き…らこ……」


なんかよく聞き取れなかったけど、きらこさんって人の所へ行くのかな?友達かな?それともモテる女子かな?


「誠ちゃーん」


おっと、有紗ちゃん達とご飯食べなきゃ。



~side木村


「っ…」


あれはやばかった。



あの顔はやばいだろ。あの、上目遣いで笑顔で真っ直ぐに見つめてくるあの瞳。可愛すぎる。


1人で体育館の辺りで悶えてるとクラスの男子、幾人かが俺のところへやってきた。


「よお、木村~。お前、いいご身分じゃねえかよ~」


完璧に不良化したイケメンの暮梨達だ。こいつらは白雪さん派でファンクラブの中心の奴らだ。


…派閥ってなんだよって他人が見たら突っ込むよな。クラスでは派閥が5つある。まず1番の派閥が白雪さん派だ。俺もそこにいる。そして次に日向派だ。これは主に女子が多い。白雪派や他の派閥と兼任の女子もいる。そして須川派、下山派、山田派がある。この三つは彼氏いる発言で少し減少したものの維持が続いているのが現状だ。で、その5つの白雪派でもファンクラブと静観が存在している。ファンクラブは親衛隊みたいに白雪さんを見つめたり、みんなで一致団結して白雪さんを応援するもんだ。たまにいい粛清もする。粛清は白雪さんと特に関わったやつに起こる。まあ、粛清って言っても忠告や家の周りでうるさくするとか些細な嫌がらせだな。今回も俺が白雪さんに関わったから騒ぎ立てに来たのだろう。そして、二つ目、静観は俺のいる所だ。個々それぞれに機会を見ながら静観し、チャンスを見つけて突撃する奴らの事だ。この静観はファンクラブの厚い壁に阻まれてなかなか動けない。ぼっちだしな。


…という訳で今絡まれているわけだ。どうやって回避しようか…。


と、俺は奴らの話を聞かずに視線を彷徨わす。あ…。


「おい、木村!聞いてるか?」


「なあ、暮梨。これを見ろよ。白雪さん直筆だ」


そう言ってノートを差し出せば、暮梨達の態度はころっと変わった。


「え!?マジかよ!お前、神かよ!」


そう言ってノートを受け取り、中をパラパラとめくる暮梨。


「いや~、しかし白雪さんは字も綺麗だな」



「なんでもできるパーフェクトな感じがするよな」



白雪熱狂的な奴らが口々に白雪さんを褒める。あ、そう言えば…。


「そう言えば、日向の初恋もハイスペックな女子らしいな」


俺は日向から聞いた話を思い出してそう呟いた。それを拾った暮梨は言った。



「もしかして、日向の初恋って白雪さんだったりしてな!」


「ははは、そんな訳ないだろ!」


まあ、冗談だろう。冗…。


…これまでの日向のことが走馬灯のように蘇る。…まさか、な。


『前のカラオケと一緒で日向の歌い出しと共にカラオケが始まる。日向の選曲は自分のソロ曲で、このクラスにいる相手に対して作った曲らしい。マジで、日向の好きな奴はどいつなんだ…。』


「「「……」」」


お久しぶりです。久しぶりに投稿しました。まだ読んでくださっている方、ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ