担任の家庭訪問
お久しぶりです!!生きてます!まだまだ続きますよ!
最近忙しくて執筆時間がガリガリ削られています。頑張ります。
では、本編をどうぞー!
中間テストが終わったら、当然返却がある。
「じゃあ、数学のテスト返すぞ!」
イケメン担任がそう言って、テストを返却していく。でかでかと書かれている平均点は64点。予想通りの平均点。
私の点数も平均点だ。
そして、テストを受け取ると何故か先生に囁かれた。
「今日、白雪の家に訪問するからな」
…え?センセイ、ホウモン?
一瞬何を言われてるかわからなかったけど、席についた途端に理解した。
「うぇぇぇ!?」
思わず立ち上がってしまった。テストを受け取って戻っていた日向が立ち止まった。
あ…申し訳ないです。
気づけば騒いでいたクラスのみんなもシーンとしている。
は、恥ずかしい…。顔真っ赤になってる…。
思わず硬直していれば、唯一気にしていなかった先生が口を開いた。
「ほら、次、藤木~」
「あっ、はい!」
ショートカットの藤木さんが慌てて立ち上がりテストをもらいに行った。そこで、クラスのみんなも私を見るのをやめてくれた。騒ぎ始めた教室に唯一溶け込めなかった私と日向硬直していた。
真っ先に我に返った私は日向に謝った。
「…なんかごめんね」
日向がそこで初めて身を動かして、口を開いた。
「…いや、こちらこそごめん」
日向も気まずそうにそう言って、歩き出した。
いや~、担任のせいで大変なことになった。そもそも私の家に家庭訪問しても親いないし………。
テストが返却されて授業が終わると私は真っ先に先生のところへ向かった。
「先生、家庭訪問なんですが、今親海外でいないんですよ」
「え?そうなのか?…って事は白雪。お前は1人暮しの状態なのか?」
「え、ええ。まあ、そうですね」
「親戚とか近くにいないのか?」
親戚…。祖母も祖父も心当たりないしな。
私が考えていると先生が不吉なことを言った。
「ほら、前に叔父さんがとか言っていただろ?」
げ。おじさんか!!!おじさんは雑誌とかに顔だしてるから駄目だよね…。
あとはあまり有名でもなく、顔だししてない書記か…。
しょうがないから預けられてるという形で家庭訪問の対応お願いするか…。あんまりしたくないけどね…。
「あ〜、としょ…すごく遠い親戚なのですが、しょ…羽空兄さんに保護者してもらってます」
あ、ある意味間違ってないよ。書記に車の送り迎えしてもらってるし…。
「なるほどな。よし、今日空いてるか?その羽空さんとやらは」
「はい」
私用なので四六時中空いてますなんて言えないよね。
「わかった。じゃあ、羽空さんに5時に行くと伝えてくれ。急ですいませんとも言っておいてくれ。それから、白雪もその場にいるんだぞ」
「わかりました」
「じゃあ、よろしく頼んだ」
そう言って先生はクラスを去っていく。
「まこちゃん、どうしたの?」
先生の所から、自分の席に戻るとなつちゃんが心配そうに話しかけてくれた。
「実は、家庭訪問されるようで…」
「え!そうなの!?それはいろいろ大変だね。…そもそも私まこちゃんの家行ったことない!!私より先生が先に家に行くってどういうこと!?」
なつちゃんが思い出したようにそう言った。そういえば、休日遊んだことないよね…。いつも仕事仕事だもんな。今度仕事休もう。…いつも休んでいるみたいで社員には悪いけど遊びたいもん!
「今度空いてる日に遊ぼう?」
「今度?じゃあ、今週の土曜はいいかな?あーりんとみっちゃんと遊ぶ予定だったから、ちょうどいい!…あ、急でごめんね?」
なつちゃんは上目遣いで私を見だした。ついでに私の心も乱れるよロックンハート。
あ、なんか歌詞が思い浮かんだ。これは、メモリアル(恥ずかしい)系かな…。
「とりあえず、聞いてみるね!!親に!」
「わかった!ありがとう」
この場合親というのは書記のことだ。困ったときは書記にお任せ☆
そして、来るべきに備え、私は書記にメールを送った。
~担任side
よくある普通の自動車に乗って市街地を走り抜ける。この辺の住宅街は結構高級だった気もする。やけに上等な建物がそろっている。
「っち。やっぱり白雪は金持ち系の生徒か…」
舌打ちをしてしまうのは俺が普通の住宅地でお金のやりくりを上手くやりながら生きている一般家庭の出だからで、単なる妬みである。
親が海外ってことは外資系の会社に勤めているのか?そういえば、白雪の個人情報はあんまり載っていなかった。
「…まさかいけないことでもしているわけじゃあるまいし」
思わず独り言を呟く。少し、考え事をしていれば、あっという間に白雪家に着いた。
丁度坂に差し掛かる手前、白い石が敷き詰められた駐車場に車を置かせてもらい、車から出る。白い壁を基調にして、角にはベージュのレンガが並んでいる。ベージュの屋根にはソーラーパネルが見えた。明るくてほっとする家、それが第一印象だ。
「…それにしてもでかいな」
何坪なのかと疑問に思ってしまうほどの大きさの家である。二階建て、ベランダ二つ。ウッドデッキには白いテーブルが置いてあり、外の景色を見ながらでもお茶ができそうだ。白い駐車場の奥にはカーポートがあり、車が一台止まっている。
車は普通車で正直ホッとしてしまった。
…あ?よく車を見れば、ネーソンという会社の車であることがわかる。ネーソンのNが前についている。だが、ネーソンというのは…。…考えるのをやめよう。
俺は思考を放棄して、白雪の家のチャイムを鳴らした。
ピンポーンという普通のチャイムが鳴り響く。
「はい!」
白雪の元気な声が聞こえた。思わず微笑んでしまった。
…そう、扉が開いて向かい入れられるまでは。
「あなたがし…誠の担任ですか。随分間抜けな顔をしていますね」
…知らないイケメンが俺に皮肉を言った。
ネーソン:海外で有名な会社。日本にも進出していて、高級な鉄と豊富なカスタマイズが人気を呼んでいる。いわゆる隠れ高級車。マニアには即座に見抜かれてしまうが、一般人にはただの普通の車に見える。
ちなみに、書記の車は青い塗装に中はモノクロタイルのシートが。ハンドルは持ち手の部分だけ白く、あとは黒というモノクロスタイルです。
これらのことから言える事は1つ。担任は車オタク。
次回はストーカー対車オタク( ゜д゜)
カオスになる予感です…笑
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