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クラスで合宿だ!2


大変お久しぶりですm(_ _)m


そして、久しぶりの投稿なのに、文字数が少ないという…。



公民館の中はなかなか広かった。この公民館は最近建てられた建物のようでまだ新しい。


「よし、男子はこの部屋を。女子はこっちな」


木村くんがチャチャッと指示を出し、みんながそれに従って荷物を置く。


荷物を置いたらすぐに勉強会が始まった。みんなが一緒にやるのは、週末の宿題。


出されたのはプリント5枚と各教科のワーク。


「こんなの終わるわけないよ~」


なつちゃんがそうぼやき、目をうるうるさせる。何故か小動物を思い起こしてしまう。可愛い!


私はもうワークの宿題はないけどね。全部埋めちゃったから…。埋めなきゃ良かった?幸いプリント5枚は手をつけていない。


「誠ちゃん、教えて!」


美智ちゃんが私に手を合わせてきた。お願いのポーズだ。


「いいけど…私、勉強そんなにできないよ?」


という設定です。テストでは尽く平均点。それが私。the私。


今回のプリントは国語と数学それから化学だ。国語1枚、数学2枚、化学2枚の理系攻め。おじさんがいたら、何の嫌味だ、とぼやいているね。その代わり、進は笑顔で問題解いてるな。


「じゃあ、ここ」


そう言って美智ちゃんが見せてきたのは化学のプリントの原子の計算。モル質量がとか密度を求めろとか公式を覚えて、原子の番号覚えてないと解けないやつだ。そして10乗が出てきて面倒臭いやつだ。


「あ〜、ここはこの公式使ってやっていくんだよ」


そう言って、プリントの端に公式を書く。


「なるほど!ありがとう!」


美智ちゃんが笑って問題を解き出す。


「あそこまでできるのに…平均点…」


「白雪さんを疑うんじゃない。きっと……ミスだ」


「なるほど」


やばい…私の頭が疑われ始めている。隠さなきゃ…しょうがない。頭の良さそうな子に適当な問題聞いてみるか。


お、木村くんが手持ちぶたさにしている。委員長だし頭いいだろう。


「木村くん。この問題教えてくれない?」


そう言って、適当に指さす。


「…えっとこの問題は…」


え?なんか間があったんだけど、私馬鹿だなとか思われた?なら、結果オーライだね。若干男子達がヒソヒソと話しているのが気になったが気のせいだろう。


木村くんの教えは正確だった。的確な解説をしてくれる。


「先生になれるね!」


と褒めたら、目線を泳がせてそ、そうかなって言われた。


あんまり嬉しくなさそうだった。変な事言ったな…私。


美智ちゃんの所へ戻ったら、


「なになに?何を木村くんに教えてもらったの?」


ニヤニヤ顔で聞かれた。


「ここだけど…」


そう言って指した場所を見て、美智ちゃんは顔を歪めた。


「ちっ…」


そんな顔をしたら美人が台無しだよ!?




次はできるだけ早めに出しますm(_ _)m今週の土日には出すつもりです。

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