委員会決め
新入生歓迎会でテンションが下がりきった私は、ローテンションで次の日を迎えた。
仕事は頑張ったよ。
時間は流れロングホームルーム。
「よし、委員会を決めるぞ」
先生が突然そう言った。騒ぐクラスメイト。
「まあまあ、友達と話し合う時間は後で与えてやる。その前にこのクラスの委員長と副委員長を決めるぞ。立候補や推薦はいないか?」
先生が辺りを見回す。
「お、木村。立候補か?」
木村くんが手を挙げたみたいだ。
「はい、委員長に立候補します。その代わり…」
木村くんはチラチラと私の辺りを見てくる。
…これは、なんのサインかな?辺りにやって欲しい人がいるのかな?思わず辺りを見回す。
「白雪さんを副委員長に推薦します」
……え?今なんて?
「おお…それはいいな。ということで白雪推薦されてもいいか?」
え?推薦されたの?
「まこちゃん、やってみたら?」
なつちゃんも私が副委員長賛成なの?副委員長とかあれだよね?放課後残るってやつだよね?生徒会と会議とか行事引っ張るとかだよね?
これは…
「すいません、私は副委員長できません」
そう、断るべきだ。
「えっ…」
木村くんもクラスメイトも驚いた顔で私を見ている。
「何故出来ないんだ?」
先生が真剣な顔で私に聞いた。
「…アルバイトしているんです。私のアルバイトは放課後終わったらすぐに向かわなくてはいけないアルバイトなんです。とても委員会に割く時間はありません」
「…なんか勘違いしてないか?」
先生がふと言った。
「えっ?」
「委員長も副委員長も昼に会議をやる。行事とかは流石に引っ張ってもらうが、そんな用事があるなら別にそこまでやらなくてもいい。それに仕事はそんなにないぞ」
え?そうなの?居残ってファイルの作成とか無いの?
「手際良くやればすぐに仕事も終わる。最悪はクラスのみんなに手伝ってもらえばいいんじゃないか。クラスのみんなはお前に副委員長をやって欲しいみたいだぞ?」
先生…それは流石に大げさですよ。クラスみんなが私を副委員長になんて…。
そう思ってクラスを見回してみると、有紗ちゃんと目が合った。有紗ちゃんはこくりと頷いた。
ん?どういうこと?
「みんな!白雪さんに副委員長をやってもらいたい人!」
木村くんがいきなり手を挙げて立ち上がる。
そして、木村くんの言葉に反応し次々と手が上がった。
嘘でしょ?私、なにもしてない普通の人だし…。なにもやらかしてないよね?こんなスポットライトを浴びる位置になぜ押されなければいけないことに?
「よし、じゃあ副委員長は白雪だな。委員長は他にいないか?」
訳が分からないうちに話が進んでいく。おかしい…。人間の心理状態が理解不能だ。誰か。方程式を出してください。切実に。
「じゃあ、木村に白雪。前へ来てくれ」
「まこちゃん、呼ばれてるよ」
意識が戻ったのはなつちゃんにつつかれてから。あれ?おかしいな。記憶が飛んでる。
頭を捻りながらも教壇に立つ私。
「今年1年、委員長を務めます、木村 時雨です。よろしくお願いします」
ふーん、木村くんの下の名前は時雨か…。
木村くんが私を見てくる。私の番か。
「今年1年、副委員長を務めさせていただきます。白雪 誠です。なったからには頑張ろうと思いますのでよろしくお願い致します」
お辞儀をすれば、シーンとした。
ん?またなんかやった?
「白雪…かなり固いな…」
先生が呟いた。あまりにも小さい呟きだったので多分私以外には聞こえていない。
ん?今の先生の話からすると敬語が固すぎた?
あ!仕事の言葉遣いにしちゃった!
「…敬語って難しいですね」
あはは。そう。笑っておこう。苦笑いになってないかな?
何故か、クラスがほっとした空気に包まれた感じがした。
ちなみに、なつちゃんと有紗ちゃんが文化祭委員。
美智ちゃんは図書委員。
日向くんは食事委員となっております。
日向くんはアイドルなためなかなか学校に来れないので枠が3つあって、あんまり活動しない委員会という事で食事委員となりました。
食事委員は年に1回食堂のアンケートを取る委員会です。ただそれだけです。
美智ちゃんはヤマトナデシコなので、美智ちゃんが当番する日は図書室に人が集まりますwww




