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200文字小説集

芸術の秋(200文字小説)

作者: 日下部良介

「何が芸術だと思う?」

 彼女が聞く。

「だって芸術の秋でしょう」

「そりゃあ、絵とか彫刻とか…」

 僕は答える。


「苦手だなあ…」

 そう言って俯く彼女。

「秋は芸術ばかりじゃないさ」

「そうね。でも、せっかくだから何かやりたいわ」

「僕から言わせれば、君そのものが芸術だと思うよ」

 僕を見上げて頬を赤らめる彼女。


「私ね、ひとつ気が付いたことがあるの」

「なあに?」

「あなたの言葉って芸術的で素敵よ」

 今度は僕の頬が赤くなった。





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― 新着の感想 ―
[一言] おはようございます~ 読んでいる私がポッと(笑) 大人の恋人の会話やと、感じましたー うーんと、今回は、 綺麗に熟した柿かな~ 渋味が抜けて、安心して、パクパクと、口の中へ運べる感…
2013/10/05 07:52 退会済み
管理
[一言] 早朝失礼します。 200文字で一つのストーリーをつくるのは、簡単なようでとても難しいと思います。 わたしも挑戦してみようかと思うのですが、なかなかうまくまとまりません。なので、日下部様の…
[一言] 芸術の奥深さを教えて頂きました。 200文字で色んな関係を築いていく鉄人の素敵さが伝わってきました。
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