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―第4章 告白―
間話・・・とでも思ってください。
唯子「ねえ、賢太郎さん。雪路君、いつかはまたうちで働いてくれるかしら?」
賢太郎「さぁな……」
煙草をふかしながら遠くを見つめる賢太郎。その瞳にふっと不敵な色を宿し。
賢太郎「まっ、今はそれどころじゃないだろうな」
唯子「今?」
賢太郎「おうよ」
唯子「もしかして、一緒に来てた女の子のこと?」
尋ねるような唯子の視線に、にやりとする賢太郎。
唯子「そういえば雪路君、見た事もない艶っぽい顔で彼女に見とれてたわね」
カフェ・フルールでの一コマ。
本編では出てこなかったマスターの名前は賢太郎です。
次話から第4章・・・これで終章の予定です。
もうしばらく、お付き合いください<m(__)m>