第27話 うまくいってるんだけどな
次の日も、ヨウは朝から町内へのあいさつ巡りをしてから模擬店に向かった。
商店会長からは、『おんぼろカフェうまくいくのか?』と嫌み言われつつ、とにかく今日もトライ・アンド・エラーを続けるしかない。
模擬店に着くと、わさびとユミによってお花の準備が終わり開店を待つだけだ。
今日からGWなので、開店と同時に女子高生ご一行様が来てくれた。アリスも来ている。
予想通り、ユミのお花はめちゃくちゃ反応がいい。100円で一輪選びテーブルに飾ることができる。そのまま持ち帰ることもできるが、帰る時に、おし花かローソク作成を選択することもできる。
作った品は、次回来店時に渡す。
全部こみこみで100円。
安いし、たぶん流行ると思う。女子高生達は、スマホでお花と一緒に写真を撮りまくっていたので、勝手に拡散されていくと思われる。
実にうまくいっている。
ただ、商店街のじいさん達が来なくなったな。
やっぱりなにか足りないんだな。もしかしたら、外からのお客さんをターゲットってのが間違いなのでは?
来てほしかった人ほど、来ていない気がした。
ヨウは、行き詰まりを覚えつつ、今日も営業を終了した。
今日の夜も、おうち会議にわさびと夏海が付き合ってくれた。
あ~だ、こ~だと盛り上がるが、なんとなく煮え切らないままタイムアップ。
「さて、寝るよ!」
「ヨウさん、わさびさん。自分も一緒に寝たいっす。」
え?何で?




