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EVOLVE〜エヴォルブ〜Season4 ― 信じる力 ―  作者: 柊梟環
EVOLVE〜エヴォルブ〜Season4 ― 信じる力 ―
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プロローグ

ぽかぽか邸の朝。

新しい姓「如月環きさらぎたまき」として歩き出す環。

名前が変わることで、少し照れくさくも、

「新しい自分」が始まる瞬間――


― 新しい朝 ― 新しい名前 ―


ぽかぽか邸の朝。

しゅうはキッチンでコーヒーを淹れ、たまきはトーストを焼く。

リビングではなぎが慌ただしく資料をまとめていた。


「凪くん、今日も早いですね。」

「はいっ!朝からエンジン全開です!」

「ほどほどにしとけよ〜。」

柊が静かに言うと、環がふっと笑う。


そんな“いつも通り”の朝。

けれど、今日は少しだけ違う。



三人は同じ車で出社する。

春の光がフロントガラスをやわらかく照らしていた。


オフィスに着くと、環はパソコンを起動した。

画面に表示された文字が目に入る。


 > “如月 環 ようこそ”



胸の奥が、ぎゅっとなる。

昨日までと、ほんの少しだけ違う世界。


背後から、優しい声。

如月環きさらぎたまき、ようこそ。」


振り向くと、柊が立っていた。

「柊……なんだか、ちょっと恥ずかしい気がしますね。」

「そうか?」

「はい。昨日と何も変わらないのに、

 今日から別人になったような、不思議な気がして。」


環は少し微笑んで、続けた。


「名前は特別……です。

 今日から、如月環として新しい一歩を踏み出します。

 柊、凪くん、これからもよろしくお願いします。」


柊が小さくうなずく。

「環……こちらこそ、よろしく。」

凪が満面の笑みで続ける。

「もちろんです!環さん!よろしくお願いします!」


モニターの光が三人の笑顔を照らす。

新しいプロジェクトの依頼メールが届く――

それが、あかりとの再会の始まりだった。

その日、再び“あかり”との再会へとつながる案件が舞い込む。

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