潜水ロボットの進化 その2
前作で紹介した葉巻型から球体型へ変化していく過程を説明します。
前話ではセイル頭の葉巻型の潜水ロボを紹介しました。
それでは本題に入る前に頭が異なる葉巻型を紹介します。
キャノピー頭の場合、セイル頭よりは水圧の耐久性がやや弱いが、肉眼での視認性が格段と良くなり、浅い海底では作業がしやすくなりました。
しかし、陸上での活動を両立させるとなると、葉巻型ではバランスが悪く、直ぐに転倒してしまうという問題が度重なり、球体型に変更となった。
球体にすることで後部のスクリューは廃止された。
海底内での作業のみなら巡航する機能は必要はなく、長距離の移動なら船にけん引して貰うという考えに至った。
上記の球体型1号を改良した2号機はキャノピーを装甲に替えて、更に水圧と起動性を向上させた。
通称、ワル顔である。
1号機よりも使い勝手が良くなったが、頭部のキャノピーを装甲にしたので視認性はやや劣るのは仕方が無いと判断した。