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5 連合会長がやって来て~ステータス画面を見せたのですよ。

====ある組織====


「私はF県の山間部にあるR町の出身なのです。」


俺は緊張に耐えきれず、つい「ああ!ソフトクリームの美味い!」等と軽口をたたいてしまい・・「それはどうでもいいのです!」と怒らせてしまった。


「続けますよ・・私の実家は古くから【宿屋】を営んでおり、固定客も多いのです。


私が10歳の頃に【金髪碧眼の男性】数名が泊まりに来て、父に【カラスの絵】を見せたのです。すると父は急に【片膝をつく姿勢】で男達に対して何やら労う様な異国の言葉を掛けたのでした。」



俺は「異国って?外国語じゃあないの・・」と言うが・・


「いいえ!我が家では、代々伝わる【古い民謡】があって、私も子供の頃から祖父や祖母と歌って来たのです。その民謡は外国語の様でもあり、【合いの手】の様でもありました。彼らは【その言葉】を話していたのです。もちろん父親も」


【AD】の身の上話は、興味深いものであり1時間位俺も黙って聞いていたのだった。


結論は「情報交換しましょう」と言うことであったので、俺は【起こったこと】を話して聞かせると・・


「種?ですか・・天女・・確か中国の神話では【人類の前に魔物・亜人が生まれた】というものがあるのです。アメリカやヨーロッパに【顕現】したのは【聖母】だったそうです。アフリカでは【女神オリシャ】、インドでは【女神スカンダ】。宗教や文化によって違いはあれど・・女神の恩恵は【有る】のは間違いない様ですね!ありがとうございました。」


【AD】は、そうお礼を言うと嵐の様にコミュニティセンターを後にしたのだった。


====2月1日====

チンコ~チンチン~シャラーン(そう聞こえた)


事務室の机に座って仕事中の俺は、入り口の鳴子に気付いて玄関風除室を見ると、コミセンに【連合会長】がやって来るのが見えた。


ガラガラ~「【事務長】ちょっと!いいか?」そう言って80代の連合会長は事務室の引き戸を開けると、中にも入らずに【俺に手招き】していた。


俺は、会長を事務室の向かいにある【和室】に案内し、古い木製テーブルを隔てて座ったところ・・「え?隣に来るんですか・・」高齢者なのか、テーブルを両手で支えにしながら、ヨイショ・ヨイショと俺の隣に座るのだった。


<たしか、この人も田舎歌舞伎の【女形】だったはず・・俺のオシリがヤバイかも>等と警戒していると・・


「ワシはノーマルじゃよ!そんな心配するより・・【コレ】を見て欲しかったんじゃ!」と言うと・・


会長は中空に両手を示し【ステータス!】と叫ぶ!



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