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222/223

222.話し合いましょう

田舎暮らしを始めて188日目の続きの続き。




その見慣れた物体は魔法陣の中心で愛を……

いや、伏字だらけの罵詈雑言を喚き散らしていた……。


「と、いう訳だ!わかったか!

魔族の女と獣人どもが」


そう言ってふんぞり返ってこちらを睨みつけていた。


「「「「………………」」」」


あまりの剣幕と思ってもみなかった状況にルナルドさん達は

しばらくの間時が止まっていた。


が、私だけは違う意味で時が止まっていたからね。


その為か思わず震えた声が洩れ出てしまった。


「か……」


「ああん?か……?」


その物体は訝し気に私を見上げていた。


はうううううう!!

もう我慢できない。


凛桜は両手を口で覆い耐え切れないようにちょっと悶えた。


そしてついに声をあげてしまった。


「か……可愛いすぎるんですけどぉ!!」


「おう、そうだろ!そうだろう。

俺様の姿を見て恐怖に震えたか……

んんんん?」


いや、違いますから!


と、言わんばかりお付きの方達だろうか?

ふんぞり返って罵詈雑言を言っていた物体に

総ツッコミが入れられていた。


「んんんん!!

本当に同じ種族なの?

毛並みも白くてホワホワだし……

目も大きくてパッチリ!!

睫毛もクリンクリンじゃなぁい!!

可愛い!!」


凛桜がそう一息で言い切ると言われた物体は

一気に真っ青になったかと思ったら……

すぐに顔が真っ赤に染まり怒り出した。


「な!な!な!!!

ま、まさかそれは俺様のことじゃねぇよな」


「えっ?いや、あなたの事だけど」


「はあああああああ?

男の中の男の俺様が可愛いだと!?」


そう言ってその物体は地団駄を踏んでいた。


「違うよな、お前達。

俺は泣く子も黙るフリーゲントープの最強戦士だよな?」


そう言うと周りのイカツイお付きのフリーゲントープ達は


「へい、親分は男の中の男です」


と、野太い声で声をそろえて答えていた。


あまりにもコントのようなやり取りにルナルドさん達も

笑いを堪えきれないのか若干身体が震えていた。


どう見てもイカツイ護衛に守られる姫にしか見えないから!


「そ、そうだよな。

おい、魔族の女、失礼にも程があるだろうが

俺様を誰だと思っている」


「え~と……どなたでしょうか……」


はい?

いきなりなんなのこのフリーゲントープの美少年は。


信じられないくらいの美形の物体よ。


ぬいぐるみにしたら死ぬほど売れるのではないかという

くらいの愛らしい姿なのよ。


「チッ……これだから女は嫌なんだ。

いいか、一度しか言わねえからな」


まさかの舌打ち!?


「俺様は最強の戦士でフリーゲントープのボスだ!」


そういって踏ん反りがえりドヤ顔で私を見上げていた。


ん?フリーゲントープのボスとな?


ボスってボルガさんじゃないの?


よくわからないけれど……

もしかしたら何人かいるのかしらボスって?


ほら、西の大将、東の大将的な?


「あの~」


「なんだ」


「フリーゲントープのボスって何人もいるんですか?」


凛桜が思い切ってそう聞くとフリーゲントープの美少年は

目を吊り上げてこう言った。


「お前は馬鹿か!

ボスというのは1人だ!

魔族だってそうだろうが」


あ~うん、まあ、魔王様がTOPなのは間違いないですが。


そもそも魔族じゃないし………私。


これを言うと面倒くさい事になるからあえてスルーするけれども。


「あの~」


「なんだ」


フリーゲントープの美少年は苛立ったように凛桜を見上げた。


「フリーゲントープのボスってボルガさんだとばかり

思っていたので……」


と、凛桜がそう言った途端一気に場の温度が下がった。


「女……今なんと言った!?」


凄い剣幕で凛桜に詰め寄ろうとした

フリーゲントープの美少年だったのだが……。


ルナルドさんとコウモリさんの魔法のせいだろうか

見えない障壁のようなものに阻まれて吹っ飛んだ。


「親分!!大丈夫ですか」


ひと際イカツイフリーゲントープが慌てて抱き起した。


「っテテテテ、畜生!

くそ獣人どもの魔法か!舐めた真似をしやがって」


ふぁああああ……

もうビジュアルと口の悪さが反比例し過ぎて

脳がバグるわ……。


と、徐に魔法障壁のぎりぎりの所までそのイカツイ

フリーゲントープがやって来てこう言った。


「魔族の姉御……

なぜボルガの兄貴の名前を知っているのですか?」


えっ??

魔族の姉御って私の事かしら?


思わず周りをキョロキョロ見回したけれども……

他に女子がいる訳もなく……

やっぱり私だよね……姉御って……。


「あ~その~

ボルガさんがよく家の中庭と果樹園に出るもんだから」


そう言うとその場にいた全てのフリーゲントープ達が

一斉に息を飲んだかと思ったらざわつき始めた。


「マジかよ」


「あの兄貴がな……」


「よりによって魔族の女とはな……」


えっ?何、この不穏な空気。


するとフリーゲントープの美少年が

歯をむき出しながら唸って言った。


「嘘をつくな!

あいつが魔族の女なんかに興味を持つはずかねぇ。

ふかしこいてんじゃねぇよ」


「はい?」


「どうせ風の噂かなんかで聞きかじっただけだろ」


「いえ、本当の事ですよ。

しょっちゅう家に来ては酒を飲ませろとか

水戸〇門のドラマの続きが見たいとか……

つまみは焼き鳥がいいとか……

ええ、もうかなりやりたい放題ですよ」


ちょっと呆れ気味に凛桜がそう答えると

何故かフリーゲントープの美少年は下を向いたまま

黙り込んでしまった。


えっ?急にどうした?


やだ、もしかして軽く涙ぐんでる!?


あまりの落ち込み様に思わずルナルドさん達と

“どうしたらいいかわからないよね~

姫が拗ねちゃったよ”

くらいの目くばせをしてしまった。


「ねえ、何かマズい事をいった感じ?」


お付きのイカツイフリーゲントープさんに聞いてみたら……。


「そうですね。

まず“ボルガの兄貴”の名前を知っている他種族は

ほんの僅かなんです」


「えっ?そうなの?

本人から聞いたんだけど……

かなりドヤ顔で名乗ってくれたけどな」


そう言うとまたもやフリーゲントープ達はざわつき始めた。


「ボスが自ら真名を教えるなんて……

本当にあの魔族の女……」


「でもよ……人型だそ?

流石にボルガの兄貴でも……」


はい?

さらに外野がざわついていますけどぉおお!!


「基本的にボスは“雷光”という通称で呼ばれています」


「えっ?あのビジュアルで雷光?」


あのずんぐりむっくりで工事現場の看板そっくりのモグラで?


地中の暗闇に住んでいながら雷光ってなんやねん!

と、いうツッコミをさておきながら!


すると今度はそのイカツイフリーゲントープさんが

言いにくそうに凛桜に訪ねてきた。


「その不躾とは存じますが……

姉御は……ボルガの兄貴の……その……」


「はい?」


「そのですね……あの……関係というか……」


えっ?もしかしてどえらい勘違いされている!?


イカツイ男がもじもじしながら目を逸らすって

かなり狂気の沙汰なんだけど。


「いやいやいやいやいやいやいやいや!!

死んでも違いますからね!!

そもそもボルガさんはうちのじいちゃんの飲み友達で

その延長で知り合っただけの関係ですぅうううう!!」


自分でもこんな大きな声が出るのだなって驚くくらいの声で

全否定しちゃったわ。


「そうなのか?」


急に涙目のフリーゲントープの美少年がガバッと顔を上げた。


「はい、全く持って清い関係です。

1mmもそんな気持ちはお互いにございません」


と、ついにルナルドさん達が耐え切れなくなったのか

凛桜の言葉を聞いて盛大に吹いた。


「クックククク……アッハハハハハハハ

凛桜さんが愛人なわけあらへん……」


「もの凄い方向にいきましたね……」


「キューキュワキュワアアアア」


三人とも目尻に涙をためながら腹を抱えて笑っているじゃなぁい。


「勘弁してよ……」


「そうやで、凛桜さんはあの騎士団長クロノス閣下の番やで」


「なんと!あの騎士団長の……」


「マジかよ……

魔族と獣人が????」


また違う意味でのどよめきが広がった。


「ちょっとルナルドさん!!」


「こうでも言わんと場が収まらないやろ」


「でも……」


あながち間違っていないんやし……。

な、ってウィンクをかまされたって……。


ひとまず一旦は休戦という事で……

ここでようやくお互いの自己紹介をかわした。


なんとこのフリーゲントープの美少年は

ボルガさんの奥さんの弟さんなんだって。


なんでも大好きなお姉さまをあのボルガさんに

とられたことが悔しくて……

大喧嘩して家を飛び出してはや100年経ってしまったらしい。


そしてこのイカツイフリーゲントープのお付きの方は

“ギンジさん”といって……

幼少期からこの美少年に仕えている爺や的存在らしい。


なんかよくわからないけれども……。


このフリーゲントープの美少年はそれなりの地位と実力は

本物のようだった。


名前を“ドドンガさん”というらしい。


見た目に反してイカチイ名前!


通称でもいいよって言ったんだけれども

何故か周りから忍び笑いがおきてしまい

ドドンガさんがへそを曲げるという事件が起きた。


きっとこの可憐な姿だから……

本人に反して可愛い通称がついちゃったんだろうな

と予想できてしまったので深くは追求しなかったよ。


だからなのか真名をあっさり教えてくれたの。


「ねぇ、ドドくんて呼んでいい?」


「好きにしろ」


って、ぶっきらぼうに許可してくれたわ。


ギンジさんや取り巻きのイカツイフリーゲントープ達が

こっそり教えてくれたんだけど……。


ドドくんは自分の容姿にかなりコンプレックスを

持っているのだとか。


本来フリーゲントープのオスはイカツイ方がもてるらしい。


ようはボルガさんやギンジさんのような見た目が

最強のモテオトコなんだって!!


それはそれはボルガさんの全盛期はやばいくらいモテたらしい。


「…………」


まあ、うん、種族によって美醜は様々だからねぇ。

何も言いますまい。


一方幼いころから容姿を揶揄われ……

まったくメスにモテなかった人生を歩んできてしまった

ドドくんはかなり斜めに拗らせて育ってしまったらしい。


要はグレたのである。


まあ、実力だけは折り紙つきだったので

揶揄ってきたやつをかたっぱしからぶっ飛ばし

今ではかなりの舎弟?部下?


とにかくまあまあの群れを率いるボスであることは

事実のようである。


「で、やな……

話を戻すんやけど……

これは一体どういう状況なんや?」


確かに……

すっかり忘れていたけれどこの地下室の状況は異常だ。


「何って……

俺達の土地を守る為に決まってんだろ」


ドドくんは悲痛な面持ちでそう叫んだ。



そして状況を語る事数十分。


「そうなんだ……

そんなことがあったんだ」


ドドくんたちの話をまとめるとこういう事だった。


そもそもここの土地の下には大きな街道があったんだって。


しかもこのビルの下は丁度各地に行ける分岐点

つまり大きな街道の交差点のような所だったらしい。


代々フリーゲントープは地下の道などを司り

守ったり修復したりする役割も行っていたんだって。


そしてちょうどこのビルというか……

このドミニオン地区を縄張りとしていたのが

ドドくんの一族なんだって。


フリーゲントープとひとえにいっても

いくつかの一族がいるらしい。


で、その全ての一族を束ねているのがボルガさんなんだって。


あのおっさんやるな……。


ただの酒好きのエロじじいだとばかり思っていたわ。


まあ、顔の広さといい度胸といい尋常じゃないくらい

でかくて男らしいとは思っていたけれども。


話がそれてしまったけれど……

何故こんな状況になったのかというと!


それまでは平和に暮らしていたのに……

80年程前にこのビルが出来てから状況が変わったんだって。


この地区は基本的に地下室を作ることは国家的にも

ご法度だったらしい。


それなのにこのビルの3代目のオーナーが法律を破り

コッソリと作ってしまったのが始まりだったんだって。


なにやら仄暗い商売を営んでいた為ではないかと

言うのがもっぱらの噂だ。


その為に地下室を作る事になり無理やり地面を掘ったせいで

フリーゲントープや他の地中の魔獣達の道が破壊されたのは

言うまでもなく……。


それだけじゃなくドドくんの一族の貴重な薬草畑も

被害にあい全滅してしまったそうだ。


もちろんフリーゲントープ達も必死に抵抗したのだが

獣人の魔工機械と強力な魔法の前に成す術がなかったそうだ。


まだ子供だったドドくんもその時の光景が目に焼き付いていて

未だにその光景が忘れられないそうだ。


その時に畑で仕事をしていたドドくんの一族や仲間も

魔法でおった傷のせいで今でも苦しんでいる人がいるそうだ。


奇跡的に死人が出なかったことだけが幸いだったんだって。


「そういえば確かにこの区域で……

地下室を作ることは禁止事項ですね。

ひと昔とは言え何故そのような事がまかり通ったのでしょうか?」


ハリスさんも資料を見ながら不思議そうに首を傾げた。


「地区の図面を見てもこのビルだけですよ

地下室があるのは……」


「なんでもかなり高位貴族のやろうが!

秘密裏に作ったらしいぜ。

だから俺の両親達がお上に訴えてももみ消されたという話だ」


そう吐き捨てるようにドドくんは言った。


「ありえん話やないな……」


ルナルドさんも苦々しくそう呟いた。


「それからというもの何年ものあいだ

この建物に獣人どもが入ってきた。

だからその度に俺達は戦った。

なぜならここの土地は……

俺達が先祖代々守ってきた土地だからな!」


「……………」


「なかには更に地下に掘り進めようとしたバカもいた。

それどころか俺達自身や薬草まで奪おうとした奴もいた」


そういながらドドくんは苦笑した。


「獣人様たちは自分たちが一番偉い種族だと思ってやがる。

人様の土地に土足で踏み込んで来たくせに!

自分達の正義ややり方を無理やり俺達に強制した。

何様なんだ!?」


「…………」


「金と権力があれば何をしてもいいのかよ。

俺達を何だと思ってんだ!虫けらと一緒かよ!」


「ドドくん……」


「なんで後から入ってきたやつのいう事を

無理やりきかなきゃなんねぇんだ。

むしろお前達獣人が俺達に寄り添えよ。

なんで一方的に蹂躙されなきゃいけねぇんだよぉ」


心からの悲痛な叫びだった。


「俺達が何をしたっていうんだ。

後から来た奴がでかい顔をすんなよ。

共存するならまだしも奪うだけ奪うってなんだよ!」


「…………」


「…………。

悪い……別にお前たちがやったことじゃねぇんだけれど。

やりきれないんだ」


「…………」


「だから俺達は今までもこれからも此処を明け渡す気はねえ」


うわ~どうしよう。

かなりヘビーなネタ過ぎてどうしていいかわからん。


でもこのビルは諦めたくない。


どうしたらいいんだろう。


「ねえ……ドドくん」


「なんだ女」


「凛桜!」


「…………」


「…………」


「なんだ、凛桜」


「話し合わない?」


「へっ?」


「私はどうしてもここのビルで

ポップコーン屋さんを開きたいの」


「は?なんだってポップコーン?」


「とても美味しい食べ物よ」


「食い物屋をやるのか」


「そう……

ねぇ、どうしたらドドくん達に寄り添えるのかな?

この地下室を取り壊したら元に戻せる?」


そういうとドドくんはヒュッと息を飲んだ……

そして悲しそうに首を横に振った。


「魔法に汚染された土地はもう生き返らない。

例えここを埋め立てとしても道としても

柔らかすぎて使えないだろうな」


「そうなんだ……

今現在は街道ってどうなってるの?」


「この地下室の横に新たに大きなものを作ったぜ。

でもここがあるから力のないものは怖がって

あまり使われていないのが現状だな」


「街道は人が使わないと廃れるからな」


ルナルドさんがそう言うと……

悲しそうにフリーゲントープ達は頷いた。


「ドド君たちの条件を教えてくれない?

私達もこうしてほしいという事をいくつか

お願いすることになると思うけど……」


「…………」


そうつたえるとドドくんは何とも言えない表情を浮かべた。


「お願い……

もう一度だけ考えてみてくれないかな。

お互いに折り合える所まで話あいたいの」


「…………」


「ほら、それに私がここを買い取ればもうこれ以上

開発されることはなくなるよ!」


「…………」


そう言ってもドドくんの表情は芳しくなかった。


無理強いしてもな……。


ここまでかな……。


そう思ってルナルドさんと視線を合わせると

ルナルドさんも同じ気持ちだったらしく軽く頷いた。


「まあ……今日は……ひとまず」


帰るねと伝えようとした時……

言葉を遮るようにドドくんがポツリと言った。


「いいぜ、あんたと話し合いの席を設けてもいいぜ」


「「「「「親分!?」」」」」


周りのフリーゲントープ達が驚きの声を上げた。


「ドドくん!?」


「あんたは初めて俺達のところまでおりてきてくれたからな

話くらいはきいてやるぜ」


「本当に!!ありがとう」


そう言って思わずぎゅっとドドくんを腕の中に入れて

抱きしめてしまっていた。


「な……!な、な、なな、な!」


言葉にならない程真っ赤になって固まるドドくん。


「「「「「「親分!?」」」」」


蜂の巣を突いたような騒ぎになるフリーゲントープ達。


と、我に返ったドドくん。


「はなせ、この痴女が!!」


そう言われて私はひんやり肉球を頬に食らった。

軽くキックを食らったようだった。


一応女子だし顔だから手加減してくれたのかな?


プニッとしていて可愛い気持ちよかったですが何か?


「は~な~せ~ぇ~よお~」


抵抗する感じが黒豆達の拒否柴状態みたいで可愛い~。


そんなかなりの温度差を感じ取ったのだろうか

呆れた顔をしながらルナルドさんが一言言った。


「そのへんにしときや、凛桜さん。

少年がキュン死してしまうからな」


「は~い」


私は渋々名残惜しそうにドドくんを解放した。


「お……覚えてろよ、凛桜」


真っ赤な顔をしてどもりながらドドくんは捨て台詞を吐くと

再び魔法陣の中に仲間と共に消えて行った。




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