婚約を破棄してほしいと願うのに
◆
「殿下の心移りもしかたないですわよね。救国の聖女を迫害する令嬢なんて、婚約者にしておきたくないでしょうから」
「同感です。あぁ……何度思い出しても、すばらしい婚約破棄でしたわ」
王立学院の渡り廊下。
向こう側から歩いてきた女生徒たちは、アマリアに気づくと意味ありげな視線を送ってきた。
「現実の世界でも、悪役令嬢は婚約を破棄されればいいのにと思いませんか?」
「えぇ、そうですわね」
すれ違いざま、彼女たちはわざとらしく声量を上げる。
アマリアが視線を向けると「きゃっ」「怖い怖い」と悲鳴を上げて、逃げるように走り去った。
彼女たちの姿が見えなくなったところで、アマリアは空を見上げる。
(悪役令嬢。今、巷で流行っているという歌劇の登場人物でしょうね)
雲ひとつない快晴だ。
澄み渡る青。
心中とは真逆の爽快さに、深く溜め息を吐き出した。
アマリア・フォンターナ。
美しく豊かな金髪と淡い紫色の瞳を持つ彼女は、子爵家の令嬢である。
しかし、きつい顔つきと極度の口下手から『性格が悪い』と誤解され、友人と呼べる人間はひとりもいない。動物も、アマリアと目が合うと逃げていく。
実際はただの内気で、引っ込み思案なだけだというのに。
唯一まともに会話ができる相手は、幼い頃に家が決めた婚約者。侯爵令息、ルーカ・マンチーニのみ。
ルーカは眉目秀麗と名高く、学院内に隠れファンも多い。あまり愛想はよくはないが『逆にそれがいい』という評価になっているらしい。
そんな彼が話しかける異性は婚約者のアマリアのみ。
目立った嫌がらせを受けている訳ではないためにルーカへは伝えてはいないが、アマリアは一部から嫉妬の対象にもなっている。
アマリアは、本に挟んでいた押し花の栞を取り出した。
隣国でしか咲かないという紫色のビオラはルーカから送られたものだ。
彼は今、騎士団配属前の研修のため隣国にいる。
――君の瞳と同じ色の花を見て、穏やかに過ごせているか気になったよ。
アマリアとルーカは定期的に手紙のやり取りをしている。
この押し花は半年ほど前、最初の手紙に添えられていたものだ。以来お守りとして大事にしてきた。
――変わらず過ごしています。可憐な花に重ねていただき恐縮です。ビオラが咲いているところをいつか見てみたいものです。きっと、香りもいいのでしょうね。
読んだ本のこと。美味しかった菓子のこと。
他愛のないやり取りが、アマリアにとっては数少ない楽しみなのだった。
◆
いよいよルーカの帰国が決まったとき、アマリアの耳に不穏な噂が飛び込んできた。
『ルーカ様は隣国の王女様に見初められたんですって』
『王女様は我が国に遊学されるそうよ』
『なんでも、騎士団研修の帰国に合わせてお越しになられるのだとか』
隣国は軍事大国であり、この国とは平和協定を結んでいる。
その王女に見初められたということは、国同士にとって大きな意味があるとアマリアにも理解できた。
『現在の婚約者様はどうするおつもりかしらね?』
『何を仰るのかしら。隣国の王女様と比べてはいけませんわ』
すべて、無邪気な小鳥のさえずりだ。
アマリアはつとめて平静を装った。
騎士団が帰国した日、ルーカはアマリアを訪ねてこなかった。
代わりに届けられた手紙には『報告会に出席しなければならず、今日は君に会いに行けなくて心苦しい』という内容が記されていた。それから、アマリアの年齢の数の薔薇の花束と見たことのない隣国の菓子も。
繊細なデザインの施された缶には、ルーカからの手紙が丁寧に収められている。
冷たく硬い缶の蓋に触れ、丁寧に開く。
――隣国では卵白を泡立てたメレンゲ菓子というものが流行っているよ。砂糖がふんだんに使われているらしく、とても甘くて驚いた。
――今日の研修はとてもきつかったけれど、終わった後で褒められて嬉しかった。いいことを積み重ねて、より君に相応しい男になりたい。
――なかなか本を読む時間が取れない。それでもこの前教えてもらった詩集は一気に読んでしまった。できればこの作者の全作品を読破したいものだ。
――どうしても勝てない相手がいる。帰国までに勝たねばならない理由ができてしまったので、何が何でも頑張らなければ。
――星に色があると君が教えてくれてから、夜空を眺めるのが楽しみになった。君も同じ空を見ていると思うと、なおさらに。
――もうすぐ帰国だ。ようやく君に会える。待ち遠しくてたまらない。
一番上に、届いたばかりの手紙を載せて蓋を閉める。
アマリアは自室のバルコニーへと出た。
静かな藍色の空には無数の星が瞬いている。
すぅっ、と空にひとすじの光が流れた。
(ルーカ様との婚約を破棄した方が……。その方がルーカ様のためにも、国のためにもなるに違いありません)
いつしかアマリアの頬にもひとすじの涙が伝っていた。
(泣いてはだめ。この婚約破棄はわたしにしかできないことだと思えば、寧ろ、誇れるのだと思わなければ……)
◆
婚約の破棄を決意した翌日。
アマリアは、学院の二階にある図書室の戯曲コーナーにいた。
手に取った分厚い本は『救国の聖女』。人気を博している件の婚約破棄ものだ。
悪役令嬢というキーワードを避けてきたために読むのは初めてだった。
(婚約破棄されるような悪役令嬢とはどんなものなのでしょうか)
ぱらぱらとめくって、アマリアは絶句した。
聖女に対する悪役令嬢の行為は絶句するものばかりだった。
持ち物を隠す。聞こえるように悪口を言う。
自分で手を下すのではなく、取り巻きを使って聖女を不利に追い込もうとする。
(悪役令嬢って、なんてひどいのかしら! 聖女を徹底的にいじめぬいて……。これでは王太子殿下から婚約破棄を言い渡されて当然でしょう)
あまりの悲惨さにアマリアは怒りを覚える。
同時に、自分にそんなことはできないと本を閉じた。
(やはり創作は創作。現実に悪役令嬢なんて存在しないのですわ)
本を棚に戻して図書室を出ようとしたとき、窓の外から歓声が響いてきた。
中庭を歩いているのはルーカだった。
輝く金髪、中心で分けられた前髪が歩く度に揺れて煌めく。
変わらない、晴れ空のように青々とした三白眼。
しかし半年前よりも体格が立派になっている。厳しい研修を終えたことで、明らかに男性特有の精悍さを増していた。
(ルーカ様。益々すてきになられて……!)
アマリアの胸は高鳴ったものの、すぐに冷える。
彼はひとりではなかったのだ。傍には、三つ編みにされた朱い髪を揺らす女子生徒。
見慣れないのと、その後ろに護衛がついていることから、誰なのかアマリアにもすぐ理解できた。
(隣国の王女様に違いありません。遠目からでも分かる気品。なんて麗しいお方……)
しばらく見つめていると視線に気づいたのか、ルーカがふっと顔を上げた。
窓は開けていないものの、アマリアとルーカの目が合う。
反射的にアマリアはしゃがんで隠れた。
どっどっどっ。心臓が早鐘を打っている。
両手で胸の辺りを押さえても、鼓動が遅くなることはない。
冷や汗が背中を伝う。
両手を組み、そっと瞳を閉じる。
脳裏にはルーカの姿がしっかりと焼きついていた。
(アマリア、落ち込まないで。元々、わたしにはもったいないくらいの婚約者様だったのですから)
動悸が収まるまで、アマリアは自らに言い聞かせ続けた。
◆
事件が起きたのは数日後のことだった。
「アマリア・フォンターナさん?」
階段の踊り場。
透き通るような大声に呼び止められてアマリアが振り返ると、下の方に朱い髪の女子生徒が立っていた。
「ようやくお会いすることができました。初めまして。わたくしは隣国から来ましたマルティナと申します」
漆黒の瞳、はっきりと整った目鼻立ち。気品だけではなく艶やかさもある。優雅な微笑みを浮かべて、マルティナはアマリアを見つめてきた。
その後ろでは護衛がふたりのことを見守っている。
(まさか、王女様自ら会いにこられるだなんて)
アマリアの心臓が大きく跳ね、急に指先が冷えていく。
地位が上の者から挨拶をされることは、この国では『上位の者が下位の者を認識した』という意味でもあり、直ちに挨拶を返さなければならない。
覚悟を決め、アマリアは拳を静かに握りしめた。
(婚約破棄の話が出たら、即座に承らなければ)
マルティナがゆっくりと階段を昇ってきた。
嗅いだことのない甘くスパイシーな香りが漂う。
アマリアは唾を飲み込み、深く深く頭を下げた。
「ご挨拶、ありがとうございます。アマリア・フォンターナと申します」
「かしこまらなくてもいいのですよ。わたくしのことは聞いているでしょう? あなたとは、ゆっくりお話をしてみたいと思っていましたの」
「え……?」
「ルーカさんから、いつもあなたのお話を聞いていていました。わたくしにも是非、おすすめの本やお菓子を教えてくださいませんか?」
意味が分からず、アマリアは瞬きを繰り返した。
そのとき、誰かが声を上げた。
「大変! マルティナ様がアマリア様から迫害されていますわ! 我が国の一大事です!」
周りの人間はアマリアとマルティナという組み合わせに違和感を持ったのだろう。
あっという間に上からも下からもふたりは囲まれるかたちになってしまった。
ざわざわと不穏な空気。
アマリアは震える右手を左手で押さえつけた。
(迫害だなんて、そんな)
事実にされてしまったら、それこそこの国の終わりではないのか。何故、捏造してまで大事にする必要があるのだ。
アマリアは誰かの浅慮に気が遠くなりそうだった。
何も言えないでいるアマリアとは対照的に、マルティナが声を張り上げる。
「皆さん、お静かになさってください。そのようなことは事実無根です!」
しかし、それは火に油を注ぐようなものだった。
「マルティナ様がアマリア様を庇っていらっしゃる。美しいだけでなく、なんて慈悲深いお方なんだ!」
また誰からともなく非難が上がる。
アマリアは俯いて唇を噛みしめた。痛々しい熱の中心に縫いとめられ、もはやまったく動けない。
「……アマリア嬢!」
上からアマリアを呼んだのはルーカだった。
それでも、半年以上ぶりに会う婚約者をアマリアは見ることができない。
「アマリア嬢」
再び、ルーカがアマリアの名前を口にする。
おそるおそる、ようやく、アマリアは顔を上げた。
集まっていた生徒たちが道を開け、彼が踊り場へと降りてくる。
(お会いしたかったです、ルーカ様。ですが……)
再会は、関係の終わりを意味するのだ。
(会いたかった。会いたく、なかった……)
向かい合ったルーカの眉間には深い皺が刻まれていた。
表情が豊かなではない彼もよほど激昂しているのだろうとアマリアは受け止め、何度目かの覚悟を決める。
「話は聞こえていた。今こそはっきりさせておかねばならないな」
アマリアは今にも泣き出したくてたまらなかった。なのに、喉はからからに乾いていた。
なんとか声を振り絞る。
「申し訳ございません、ルーカ様。婚約破棄の件については、改めて家を通して……」
「何を言っているんだ?」
ルーカの声には少しだけ苛立ちが含まれていた。
「アマリア嬢。私の顔をちゃんと見てほしい」
「ですが……」
「何度も手紙をしたためただろう? ビオラを見れば君を思い出したし、この国にない菓子は君にも食べてもらいたいと思った。私の気持ちを穏やかにさせてくれるのは、君だけなんだ」
眉間から皺が消え、ルーカは眉尻を下げる。
「君は、離れている間に僕のことを嫌いになってしまったのかい?」
「そんなことは……っ! わたしは、ずっとルーカ様をお慕いしています……」
それならば、とルーカの唇が動いた。
一気に引き寄せられ、アマリアはルーカの胸のなかに収められる。
少し汗の混じった、石けんの香り。
制服の上からとはいえ初めて触れる、たくましくて厚い胸板。
だが、胸の鼓動はアマリアと同じ速さでリズムを刻んでいた。速く、どんどん速く。
「私もだ、アマリア」
そしてルーカは己の婚約者にだけ聴こえるように囁いた。
ようやく会えた、会いたくてたまらなかった、と熱を込めて。迸る情がアマリアの耳朶を打ち、頬を真っ赤に染めさせる。
ぱちぱちぱち。
拍手をはじめたのは満面の笑みを浮かべたマルティナだった。
すると拍手はどんどん広がっていき、ほぼ全員がふたりに向けて祝福を贈っていた。
◆
数日後。
「マルティナ様。改めて、本日はお招きありがとうございます」
「何度も言っているが、かしこまらなくてもいいのだよ?」
「そうは仰いましても……」
アマリアは淡い紫色のドレスを纏って、歌劇場の特別貴賓室にいた。
特別貴賓室へ足を踏み入れるのは当然ながら初めてだったが、観劇用の部屋とは思えないほど豪奢なつくりに目眩を覚えていた。
何故アマリアが場違いな空間にいるのか?
答えは簡単。マルティナの希望で『救国の聖女』を共に鑑賞することになったのだ。
隣国に対して失礼がないようにと、ドレスと靴は急遽製作されたものである。初めての友人が隣国の王女という事実に両親は卒倒しそうになっていたが、出来うる限りのことをして愛娘を送り出してくれた。
「ドレス、似合っているよ。美しい」
「あっ、ありがとう、ございます」
紺色の地に金銀のビーズ刺繍が散りばめられたドレス。絢爛さが似合いすぎるマルティナは、ぱんっと両手を叩く。
「私はずっと同性の友人がほしかったんだ。願いがかなって、今日は最高の日だ!」
王女らしからぬ言葉使いと、その内容。
アマリアは曖昧な笑みを浮かべた。
……アマリアは思い出す。
踊り場でアマリアとルーカが想いを確かめ合った後、三人はひと気のない工芸室へと移動した。
そこで告げられたのは驚きの事実だった。
『マルティナ様は実に血気盛んで、騎士団の研修にも参加されていたんだ。信じられない強さで、私たちを打ち負かしてきた』
『研修生とはいえ君たちの軟弱ぶりには驚いた。その中で最も骨があると感じたのがルーカだったんだよ』
(言葉遣いが……!?)
微笑むマルティナは、王女というより王子だった。
アマリアはぽかんと口を開けた。
『ははは。驚かせてすまない。実はこちらの話し方の方が素なんだ』
隣でルーカが頷き、話を続けた。
『マルティナ様から稽古をつけていただいているうちに、私の婚約者……つまり君に会いたいと言い出されて。ずっと断っていたんだが、自分から一本取れなければ、帰国に合わせてついていくから紹介しなさいと』
結果、ルーカはマルティナから一勝も取れず、マルティナを伴うことになったのだという。
隅で護衛が苦笑いしているように見えたのは、恐らく気のせいではないだろう。
マルティナの腕の筋肉を触らせてもらったところ、信じられないくらい硬かった。なお、この話に関しては、最初は勧められて断ったものの半ば無理やりに触らされる流れになったことを付け加えたいとアマリアは思っている。
会話の最後に、マルティナは楽しそうに口元を歪ませた。
『そうだ。先ほど、迫害を捏造しようとした生徒を調査せねばならないな。この国の法に照らし合わせ、とりあえずは国家反逆罪未遂でいいか? 下手したら両国の関係にひびが入るところだったのだから』
『マルティナ様がそんなことはさせないでしょう?』
『当然だ。しかし、念には念を入れて、だよ』
マルティナはルーカの肩を叩いた。勢いがよすぎてルーカは噎せていた。
その結果がどうなったのかアマリアは恐ろしくて聞けていない。しかしそのうち、否応なしに耳に入ってくるだろう。
……そして、今日に至る。
「しばらくこの国に滞在して、研修生の皆に稽古を続ける予定なんだ。空き時間は是非、この国の菓子をいただいたり歌劇を鑑賞したいものだ」
アマリアの手を取って、マルティナがきらきらと瞳を輝かせた。
鍛えているはずなのにすべすべと滑らかで柔らかな手。アマリアは思わず声を上げてしまう。
「マ、マルティナ様!?」
「宜しく頼む、アマリアさん」
「あ、あの、マルティナ様。ひとつ伺いたいのですが」
「何だい?」
「……わたしの目つきが怖いと感じたり、しませんか?」
ふふっ、とマルティナが微笑んだ。
「まさか。それに、ルーカからずっと話を聞いていた。自分の婚約者は、口下手で貴族らしい社交性は少ないものの、すばらしい本や美味しいお菓子、美しい景色を知っている、と。彼女といると、心が穏やかになるとも」
ぼっ。アマリアは耳まで真っ赤に染まってしまう。
「安心するといい。ルーカは、アマリアさんのことを大切に想っているから」
「マママ、マルティナ様!?」
「さぁ、劇が始まりますわ。楽しみましょうね、アマリアさん」
突然丁寧な言葉遣いに戻って、マルティナは片目を瞑ってみせるのだった。
◆
歌劇が終わり、マルティナは専用の馬車で帰っていった。
アマリアを迎えに来たのはルーカだった。
家が近いというのもあり、ふたりは護衛をつけながらも夜道を歩く。
「マルティナ様は人格者ですね。気品もありながら、気さくで親しみやすくって。おまけに強いだなんて、信じられません」
興奮冷めやらぬまま、アマリアは珍しく饒舌になっていた。
「さっきから、歌劇の内容よりマルティナ様の話ばかりだな」
「す、すみません」
ルーカは苦笑いで返すも、どことなく嬉しそうに見えた。
「ルーカ様?」
「人との交流で楽しそうにしているアマリア嬢は初めて見た。マルティナ様に嫉妬しそうになるが、ほんとうによかった」
「……ご心配をおかけして、すみません」
「そうだな。心配はしていた。何もできないことに歯がゆさも感じていた。だが、君に心強い友人ができたことはとても嬉しい」
どちらからともなく立ち止まり、ふたりは見つめ合う。
「好きだよ、アマリア嬢。私の心を動かすことは、君にしかできない」
「……わたしも同じです。ルーカ様のことが、大好きです」
差し出された手。
はにかみながらアマリアは応え、手を繋いで歩き出す。
(温かくて、骨ばった、大きな手。マルティナ様とは違う……)
歩くにつれて、ふたりの距離はゆっくりと縮まっていく。
その遥か上。紺碧の空には、無数の星が煌めいていた。
ルーカが筆頭騎士として隣国まで名を轟かせ、アマリアがその妻として彼を支え続けるのは、遠くない未来の話。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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