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無題3

他人の人生さえも認証できるのに

自分の感情を認証できないのはなんでなんだろう


包む絶望と

褪せることのない気持ちが

心を締め付ける


過去の断片フラグメント

もう何処にもない記憶メモリー


今でもストレージは君で隙間なく埋まっているのに

君は現実の何処にもいない


脳はフレキシブルでも心は凍り付いたまま

理屈じゃないよ

理論がどうした

金属を削る音がする


何をすればいいのか分からないまま

ただ我武者羅に飛び出した


見えない陰を追いかけて

無補償の明日に投資して

気持ちを殺して笑っても

それでもまだ 君には足りない


それで得るのは僅かな力と

眉を顰めた周囲の嘲笑

誰も僕の心を開かない

パスワードは君の声だけ


他人の人生さえも認証できるのに

自分の感情を認証できないのはなんでなんだろう


どうしてだろう

どうして僕は君と離れたのだろう

あんなに強く引き合って

パケットを交換し合ってたのに

僕を引き裂いたのは何?



軋む残像と

見付かることのない理由が

心を締め付ける


過去の断片フラグメント

もう何処にもない記憶メモリー


今でもストレージは彼で隙間なく埋まっているのに

彼は世界の何処にもいない


脳はフレキシブルでも心は凍り付いたまま

理屈じゃないよ

理論がどうした

金の心が掻き毟られる


何を言えばいいのか分からないまま

ただ滅茶苦茶に蹴手繰った


見えざる敵を追い越して

義理だけの愛に心焦がして

心を閉じて笑っても

それでもまだ 君には足りない


上達するのは愛想笑いと

捻くれた有償の世辞

それで僕の心は開けない

パスワードは君の愛だけ


他人の人生さえも認証できるのに

自分の感情を認証できないのはなんでなんだろう


どうしてだろう

どうして君は僕と離れたのだろう

あんなに強く引き合って

言葉を交換し合ってたのに

君を引き裂いたのは何?


他人の人生さえも認証できるのに

自分の感情が認証できないのはなんでなんだろう


いつも振り回されっ放し

>他人の人生さえも認証できるのに


とうとう神を気取りだしたぞこいつ……!

ってのは冗談にしても、随分わがまな野郎っすね。

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