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帰路

この道は いつの間に

こんなに短くなっていたのだろ

忘れ去るつもりなど これっぽっちだって 考えもしなかったことばかり

ボクの中から 勝手に卒業してゆくよ

許した覚えもないのに


見えている道が 全く知らないところに生えている

昔は知らない道なんてなかったのに

何もかも知っているつもりでいたのに


雨粒の一つだって

ボクを笑ったりなんかしなかったけど

今はどうだい

君だって 何もできないくせして


近かったはずの軒先が こんなに遠くなっている

どれだけ歩いても辿り着けない

おかしいよね

迷っているわけないのに

こんなところで迷っている場合じゃないのに


ボクは一度も迷わずに ここまで来れたのに

戻ろうとすると 崖しか見えない

引き返すつもりなんか これぽっちだって 考えもしなかったけど

けれど いざ戻れないってことを突き付けられると

ちょっとだけ凹むよね

ちょっとだけだけどね


忘れるつもりなんて なかったのに

なんでボクは道を間違えてしまったのだろう

地図も完璧だし ボクには足も立派なのが生えている

犬や猫と比べれば二本も少ないけど

それでも 申し分ないことは みんな知ってる


なのに

なのに

なのに


ボクの足が 全く知らないところに生えている

ここは何処なんだろう

もう何処にも帰れない

>ボクの足が 全く知らないところに生えている


これ完全にラリってる奴か統合失調症のアレじゃないですか。

やべーな、昔の俺。

( ゜д゜)ハッ! まさか今もヤバイ可能性が微レ存……?

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