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無題2

他人ひとと無理に違うことをしようとしていた

それが正しいことだと思っていた

けれど、他人ひとと同じことすらできない自分に気付いて

空っぽだって思った


他人ひとと無理に違うことをしようとしていた

それが個性だと思っていた

けれど、他人ひとにはできない特技がない自分に気付いて

空っぽだって思った


他人ひとと無理に同じことをしようとしていた

それが仲間だと思っていた

けれど、仲間の名前も知らない自分に気付いて

空っぽだって思った


他人ひとと無理に同じことをしようとしていた

それが正義だと思っていた

けれど、正義は人の数ほどあるって気が付いて

それ、宗教よりも多いなって思った



無理は悪いことではないんだけど

心意気だけはパパに褒めてもらえるけど

結果がなくて、空回りにしかなってない


努力賞狙いが虚しすぎる

継続は力だって大人は言うけど

今の権力者がみんな続けてきた訳じゃない

有象無象の中じゃ永久の命があったって何も残らない



それでも独りになれない僕らの

認めてもらいたがりな部分が犇めいてる

叫びもせずにぢっとして

暗がりで誰かが拾ってくれるのを待っている

自分から誰かを拾いに行くことはないのに


だから何もできないんだと気付いたとき

「ああ、やっぱりな」って思った

おそらく痛々しさにかけてはこれが突出している。

陳腐で普遍的なところが特に。

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