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無題1

実存主義者には付き合いきれないけど

理想主義に浸りたくもない

いつの間にか皮肉が口から出るけど

虚無主義なんか本当は趣味じゃない


気付けば神の陰を追っているけど

そんなものはこの世にいない

それは偉人が証明してくれた

あの世にはいるかもしれないが

あの世を証明してくれた偉人はいない

そんなことは理解できているのに

僕の馬鹿な部分がそれを許してくれない


地獄に落ちろと天に向かって吐き出すが

それは全て彼の足元にも及ばない

そもそも彼って誰だ?

そもそも僕ってなんだ?


ヒトの皮を被っているけど

剥いだところでヒトしか出て来ない

何某なにがしは己に似せて僕ら作ったらしいが

そこに彼の実存はない


自分探しはよく耳にするが

それで自分を見付けたという報告はない

そして自分が何かの役に立ったという話も聴かない


訊ねれば彼は教えてくれるだろうか?

僕ですら解らないけど


こんな僕は普遍的な彼なのだろうか

どれでもない私なのだろうか

浪漫主義者の俺なのだろうか

あたしは何処にいるのだろう

誰も探したって見付かりっこない


多分 そのどれでもあってどれでもない

誰も探したって見付かりっこない

だって彼はここにしかいないから

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