盲目的な少女
2話目も見てくださるなんてありがとうございます。アニメとかは3話切りとかよく聞いたりするんですけど小説の場合何話切りなんでしょうね?まあ私は皆様方が末永く?読んでくださるような作品作りたいですね。
朝早くに目が覚めた。まあ――でしょうねとしか言いようがない。
昨日の夜何も食べていないのだから。
お腹が鳴っている......どうしよう。
そうだ、今食堂に行こう、何かあるだろう知らんけど
ーーーーーー
1階にある食堂に着いた。
ただ早朝なので何も置かれてはいない、照明もついていない
もちろん人もいない......はずなんだけれども......
ガサゴソガサゴソさっきから奥の方で物音がする。
幽霊だったりして......まさかね
そんなはずないか、ただ動物か何かが物音立ててるだけでしょ、そうであってほしい
心の中でそんな虚勢を張りつつ、ゆっくりと奥へと進む
椅子や机が並んでいる場所をこえ――厨房をこえ――たどりついたのは倉庫らしきところだった
扉は開き中の照明がついているのか明るく、外からも料理される前の野菜などが置いてあるのが一目で確認できた。食糧庫だろう。
天井には水晶が丁寧に設置されておりそこから冷気が出ているようだった。おそらく長期保存するためだろう。
ただ僕はそこで恐ろしいことに気が付いた。
照明がついている。これは動物ではない。ただ、幽霊がわざわざ照明をつけるかと言われたら疑問だけれども
暗いからかとてつもない不安に襲われる。今背後から驚かされたらびっくりした拍子に宙返りをしてしまいそうだ。
念のため後ろを確認してみる――誰もいない。
と、思わせて今度は逆から後ろを確認してみる(左)――誰もいない。
と、思わせて!フェイントをしてみる――誰もいない。
よかった。
そんな無駄なことをしていると突然とんでもない轟音が響いた。
そう
僕のおなかだ。
その直後、ガサゴソという雑音が消え、部屋に静寂が流れた。
部屋は食糧庫から漏れ出る光によって真っ暗闇というわけでは無かったが、目の前の恐怖に足がすくんで動けなくなってしまった
こんなことなら昨日食べておけばよかった、早朝につまみ食いをしてもばれないだろうという考えを持つんじゃなかった
そんな後悔が頭の中を駆け巡る。めぐりすぎてオーバーヒートしそうなぐらいだ
食糧庫の床からゆっくりと影が姿を現し、扉へと近づいてきている。
恐怖でますます足が動かない。動かないどころか、がたがたと震えだした
恐怖に包まれる中
「誰!!??」
という力強い声と同時に女の子が姿を――
女!?どういうことだ?
ここ男子寮だよな?寝ぼけて女子寮に来ちゃったとかそんな間抜けな話ないよな?夢だよな?夢だと言ってくれ
不安と焦りから夢かを確認するために自分の頬をつねっていると、その小さな女子はこんなことを言った
「ああ先生じゃなかったんだ、ちょっと!驚かさないでよね。」
えっ。
不安と焦りに包まれていたのがすべて困惑へと変化した
その女子は舌打ちをし、そのまま食糧庫の奥へと戻っていくし、いったい何なんだよ
恐る恐る食糧庫を覗いてみるとそこには大量の保存食とみられるものがおいてあり、それを彼女は次から次へと口に運んでいた。
僕は唖然とするしかなかった、先客がいることなんて想定していなかったからだ
「ちょっと何見てるのよ、教師でもないのに説教しようってわけ?」
やばい気づかれた。
食糧庫の外に隠れ、少し考える
このままこの場を離れて部屋に戻るか、それともこの場に残り彼女と一緒に保存食をむさぼり食らうか......
前者は間違いなく飢えに苦しみ、部屋でお腹の音という轟音に付き合わされることになるだろう
後者は――普通に彼女が怖い
......
しばらく考えた後結論が出た
よし、一緒に保存食を食べよう
いまだガサゴソと音がなっている食糧庫の中へそーっっっっっっっっっっと入る、まるで寝ているライオンを起こすまいとしているかのように
「ちょっとそこで何をしているの」
彼女は保存食のほうを向いたまま言葉を放った
後ろに目でもついているのか?
ただ、それでも食料にありつけることと比べたら些細なことだった、もうお腹がすきすぎて限界だ
彼女の言葉など気にすることもなく、保存食のパンを一つ手に取り、口へ運ぶ
ジャムも何もついていない、なんとも素朴な味だったが、たまらなく美味しかった
しばらく森で過ごしておりこういった食料を口にすることがなかったのも要因の一つだろう
そんな幸せをかみしめている時間に水を差すやつが一人......
「ちょっと!何私の食料を食べているわけ!」
殴られた。もちろん彼女も本気で殴ったわけでは無いだろう
ただ、そんなパンチも僕の食欲の前では無に等しかった
むしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃ......
ほかにも保存用の乾燥した肉や魚、芋などがあったがどれも美味しかった...んだけど...
全部なくなった。隅から隅まですべて食べつくしてしまった。横で唖然としていた顔が急に変わった
「何全部食べてるのよ!これじゃあ、ばれるじゃない!どうしてくれるのよ!ああもう、さっさと帰らないと面倒なことになる」
そこでしばらく考えることを疎かにしていた問題を思い出した。
あれ、ここ男子寮だよな?寝ぼけて女子寮に来たわけじゃないよな?
彼女に聞こうとしたとき、すでに彼女はいなかった――
まっずい!さっさと部屋に戻らないとばれる!
倉庫から急いで出るとさっきとは打って変わって暗闇ではなく窓から光が差し込んでいて明るくなっていた。
ーーーーーー
部屋に戻る途中、運よく誰にも出会うことはなかった。そして女子寮に間違えて入り込んでしまったということもなかった。
時計を見ると午前6時
もうそろそろ学校に行く準備をしないと
顔を洗い、歯を磨き、トイレに行って朝ごはんを食べる
「で、何の用?」
部屋に勝手に入られるのはあまりいい気分ではない
いつの間に入った悪魔が窓際の席で優雅に紅茶を飲んでいる
僕は朝ごはんを食べ終え出た洗い物を洗いながら悪魔に聞いた。
「この学校に悪魔が潜んでいる」
ん?
そりゃそうだろう
だって目の前にいるのだから
優雅に人の部屋で紅茶を飲んでいる訳の分からない悪魔が
紅茶の入ったカップを律儀に机の上に置かれたコースターの上にコトリという音を出しながら戻し
悪魔はいつになく真剣な顔でこう言った
「いや違う、私以外の悪魔だ」
ほかの悪魔......ねえ......
「ほかの悪魔がいることはそんなに問題なの?」
普段この目の前の悪魔と関わっているからかあまり問題だとは思えない
「悪魔の中には君たち人間に害を及ぼそうとするやつもいる。私がどちらかとは言えないが、中には善意で害を振りまくやつもいる。そういうやつは特に危険だ。君はあまり人と関わったことがないかもしれないけれど余計なお世話ってことをしてくるやつほど面倒なものはない。その悪魔のせいで人生が狂うこともある。ほかにも契約の代価を出来るだけ貪り取ろうとするやつもいる。
まあほとんどの悪魔は問題ではないのだけれど契約の内容によってはよくも悪くも人生を左右する。
まあここまでの話は今回の件にはあんまり関係がないけれどね。
一番の問題は悪魔同士が決して友好的ではないということ。人間にも相性があるように悪魔にも相性がある。つまり悪魔同士でトラブルがあったりするということだ。
こういった普段悪魔がいないような学校なんかでは特にね。
おそらくこっちが先に気づくことが出来ている。あっちがこっちに気づいてトラブルになる前にさっさと話し合っておいた方がいいだろうね」
そしてその際には最大限警戒しないといけない。相手が気づいてないふりをしていて尚且つ、悪意を持つ悪魔だった場合君の命が危ない。
悪魔は最後にこう付け加えた
いつになく饒舌でいつになく真剣な悪魔に僕は圧倒されてしまった。
「まあ要は今日の昼休み、教室まで迎えに行くからね、そこから話し合いをしに行くよ」
真剣モードだった顔を緩ませいつもの顔で悪魔はこういった。
はあ......なんか話し合いをしに行くことだけはわかった
それじゃあねと言い悪魔は部屋を出て行った。時計を見ると午前8時
まずい遅刻する
僕は準備していたカバンを背負い、急いで部屋を後にした
ーーーーーー
教室に着くと、とあるうわさが流れていた
「今朝あの暴食女がまた捕まったらしいぜ」
「おいまたかよ、でもしばらくその話聞こえてこなかったよな」
「今まであいつ女子寮の食糧庫をめちゃくちゃにしてたし、それが続いてそこまで驚くほどのものでもなかったんだけどよ、今日はついに男子寮の食糧庫に入って食い散らかしたらしいぜ」
「マジかよ、あいつ本当に飯に関して目がないよな」
「そうだよな、普通にしてりゃ別に普通なんだけどな」
何故か覚えのある内容のうわさが流れていた。ただ、その噂の中に僕は含まれていなかった
危ない、入学して早々悪目立ちとか勘弁だ
「ボス!」
知らない人に話しかけられたことに驚きつつ同時にいやなことを思い出した。
なんかボスになってるんだった
最悪だと思いつつ話しかけてきた知らん人のほうに体を向ける......
僕は絶望した
いつの間にかさっきのうわさを上書きするほどの強烈な光景が目の前にあったからだ。
僕の席から教室の外まで続いている長蛇の列......意味が分からない
すると目の前にいる知らん人から二言目が飛んできた
「ああ、この長蛇の列ッスか?これはですね新しいボスに挨拶しに来てる人たちッスよ」
「ああ......」
ここで僕は悟った。もうこの運命からは逃れることはできないのだと
昨日と言い今日といいなんでこんなにも内容が濃ゆいのだろうか
ーーーーーー
朝はファンサービスをする有名人かのようだった。
全部で何人来ていたのかはわからない。
途中で数えるのをあきらめた。
ファンサービスならぬボスサービスをしているなか、隣のカリファの様子をちらちらと見ていたが、昨日と変わらず不機嫌そうな顔をし、僕をにらんでいて話しかけることも話しかけられることもなかった。
と、いうことを悪魔と、別の悪魔を探しに行っている最中に思い出す。
昼休みに入り教室を出たところ、すでに悪魔(こっち側)はそこにいた。
そしてそのまま連れられて現在に至る。
しばらく歩いたところで僕は聞いてみた
「別の悪魔はどこにいるの?」
悪魔(こっち側)の答えはこうだった
「もうすぐだよ、もう目の前にいる」
そこは教室などがある校舎から体育館の方へ行く渡り廊下(2階)だった。
そこで僕は目を疑った、なぜならそこには見覚えのある顔があったからだ。
そう、その顔は今朝、あの食糧庫で見た顔と同じだった。名前は......まだ聞いて無いんだっけ?
「あ!」
渡り廊下の曲がり角を曲がったところで今朝あったあの暴食女に気づかれた
今朝の静かな様子とは違って鬼の形相でドシドシと足音を立てながら近づいてくる
普通に心臓が飛び出るかと思うほどだった、鼓動が早くなり冷汗も出てくる
なんでこんなに怒っているんだ?何かしたっけ?もしかして今朝食料食べつくしたのを怒っている?
頭が混乱してくる
「それ以上近づくな!!!!!」
突然、僕の鼓膜を突き破らんとするほどの大声が隣から響いた。
誰か知らない人が隣にいるというわけでもなかった。そう、大声を出したのは悪魔だったからだ。
もちろんこっち側の
近づいてきていた彼女の体は一瞬にして固まり、歩いていた姿をとどめていた。
顔もこわばり、ライオンに吠えられた小動物のようになっていた。
もちろん僕も
なぜ悪魔(こっち側)が大声を出したのか一瞬さっぱりわからなかった
けれど時間がたつにつれて、嫌な予感が頭をよぎった
この目の前で固まっている彼女が学校にいるという別の悪魔なのではないか
でも今朝食糧庫であったときはそんな感じはしなかった――悪魔と人間の違い自体よくわからないけれど
「おい、そこの悪魔、出てこい」
悪魔(こっち側)は彼女の頭を指さしてこう言った。
「あ......」
彼女が口を開きかけたとき悪魔は「お前じゃない黙れ」といった。
どういうことだ?ここには僕たち以外は彼女しかいない
彼女は先ほどよりもさらに固まってしまった。
「出てこないなら引きずり出すぞ」
こっちの悪魔は脅した。誰に話しているのかはわからない。
少し気味の悪い風が吹く時間が過ぎ、聞きなれない声が聞こえた
「ハイハイ、デテキマスヨ。ワタシニキヅクトハモシカシテソッチモオンナジタグイカイ?」
まるで虫が話しているような声は、彼女の頭のほうから聞こえてきていた。
よーく目を凝らしてみてみると、そいつはそこにいた。
彼女の髪飾りの隙間から顔をのぞかせていた、そいつは本当に小さな人間のようだった。
彼女の頭から廊下へと足を着いたそいつはみるみると大きくなり、100cm程度の身長となり、僕の隣の悪魔と向かい合いにらみ合った。
距離は2m程度、悪魔にとってこの距離は近いのか遠いのかはわからない。
ただ、にらみ合いは数秒続き、その間、僕ら人間組は何もすることが出来ず、ただその様子を見守ることしかできなかった。もちろんにらみ合いが終わった後も見守ることしかできないのだけれど
「で、何の用?私は争いを好まないのだけれど」
あっち側が言った
「こっちも争いをしに来たわけじゃない、ただ少しトラブルになる前に話し合っておきたいと思ってね」
こっち側が言った
「もうこれはトラブルじゃないのかな?」
あっち側
「まずお前の目的を知りたい、なぜ悪魔が学校に潜んでいるのか。なぜ少女の頭に住み着いているのか」
こっち側が質問をした
「相手に何か聞くときは、まず先に自分が名乗るってのが常識じゃないのかい?まあいいや、悪魔の階級的に分が悪いからね。私がなぜいるのか、なぜこいつの頭に住み着いているのか。それはね、彼女と契約したからだよ」
一呼吸おいてあっち側の悪魔は続けた
「こいつは、私に『一緒に夜空を見る友達が欲しい』と言ってきた。だから私は私を頭に住ませる代わりに、私が夜空を一緒に見る友達となる契約をした、これが私が学校にいる理由。何か文句ある?」
「......それって詐欺じゃないのか?」
実は僕もそう思った。だって実質的には悪魔が頭に乗っただけだから
「こいつはな、昔家が無くて親もいなくて、一人だったんだよ。一人段ボールで寝るような生活だったんだから私が友達になることでこいつは救われたんだ。全然詐欺じゃないだろ?」
まあ、詐欺じゃない......のか?
「なぜおまえはそんな契約をしたのか、お前がこの隣にいるやつの頭に乗ることで得られるメリットが全く分からない」
確かに
「なんとなくだ、何となく人間視点のこの世界に興味を持ってね」
あっち側の悪魔はこう続けた
「もういい?これで満足?」
「ああ、もういい、邪魔をしてくるような悪魔ではないことはわかったからね」
「私たちの関係は話した。君たちは確か少し前に入学してきたやつらだろう?なんで私以外の悪魔がこの学校に入り込んでいるのかな?」
「......あとは面倒くさいから君に任せたよ!じゃあね」
こっちの悪魔はそそくさと帰っていった.......え!?
いきなり3人になった、うち一人は知らない悪魔だしもう一人に関してもなかなかに関わりたくない性格をしている。
数秒時間がたった後思い出したかのように彼女は動き出した、そしてこういった。
「ちょっと!あなたのせいで食糧庫全部食べたの私だって思われてるんだけど!」
あ、完全に忘れてた。
「アア、ケサノハキミダッタノカ」
いつの間にか頭に戻っているあっち側の悪魔は言った。
えっとえっと..................
「僕とあの悪魔はちょっと前まで森で住んでてね、急にあの悪魔の気まぐれでこの学校に来ることになったんだ、じゃあね!」
僕は急いでその場から逃げた。そのスピードは今までにないぐらい早かったと思う。
教室に帰るとすでに昼休みは終わりかけていて昼めしを食べる時間などあるはずもなあった。
ーーーーーー
あの後、何事もなく1日はすぎた。相変わらずカリファはこっちをずっとにらんでいた。
放課後呼び出されるということもなく寮に着きゆっくりとすべきことを済ませて眠りについた。
次あったらなんか言ってやろうと思っていたが、悪魔は今日は部屋に来なかった。
その場の状況の情報を意識して書いてみました
あらすじに関しては書き方が全く分からなかったのでかなり適当です。お許しください
早く最終盤を書きたい。そのために今の部分を書いているまである
あと、悪魔のキャラ忘れた。ぶっちゃけ悪魔だからキャラの設定は変わりまくるっていう設定にしているけど何とかしてキャラ固めたいところ




