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美的価値観






 結婚式はばたついたものになったが、ファナはそれを不服には思わなかった。いずれにせよ、結婚はできたのだ。手続きはできた。ふたりは結婚した。それでお仕舞だ。

 面白いほどに、境遇も変化した。ウルー家であっても、殿下の后になれば、扱いが天と地ほどにかわる。これまでファナを軽んじていた貴族達から、付け届けが頻繁に来るようになった。

 ファナはそれらをとっておかせた。金ならば、実家から充分に送られてくる。宝石も、本も、酒も、置いておいても腐らない。




 ロートは宣言した通り、毎朝ファナの寝室へ来て、髪をといてくれた。馬の毛並みを整えるのと同じ気持ちだと、侍女達ははじめ眉をひそめていたが、ファナはそれに文句はなかった。大切にしようと殿下が心がけてくれているのは、動かしようのない事実だ。殿下の手は優しく、傷付けないように、ひっぱらないように、ファナの髪を触った。時間が経てば、殿下のお優しい心根を侍女達も理解したと見え、あからさまな不平不満はいわなくなった。

 ファナは毎朝、ロートに髪をといてもらい、一緒に朝食をとった。痛みを与えずに髪をとかすことができることからもわかるが、ロートの器用さは並みの人間よりも上だった。

 だから、見苦しい程食べものを散らかすことこそなかったけれど、彼には体を揺する癖がある。それで、持ち上げたマグの中身がこぼれるとか、口へ運ぼうとしていたなにかが落ちるということは、よくあった。そうなると、体を揺すっていたのに気付いて停める。だが、すぐにまた揺する。その繰り返しだ。


 ファナのガウンは、流れてきたり転がってきたなにかで汚れたが、それくらいしか被害はない。癖というのは誰にだってあるものだから、むやみと怒ることもなかった。ファナにだって、本を読んでいてつい、時間を思ったよりもすごしている、という悪い癖がある。

 いずれにせよ彼は、自力で食事はできるのだ。最初、陛下達から話を聴いた時には、食事の世話もしなければならないのかもしれないと少しだけ思った。でも、そんなことはない。陛下達、侍従達、官女達で、真剣に、食事の仕方をロートに教えたのだろう。




 寝室は違うが、ある夜、ファナはロートの寝室へ行った。侍女や官女達が、なにか気にするようにふたりを観察しているが、ファナが顔を向けると見ていないふりをする。

「殿下、寝台へお邪魔しても宜しいですか?」

「うん」

「わたくしが、殿下のお隣で寝ても、宜しいのですね」

「いいよ」

 官女達が小さなランタンを残し、出ていった。侍女達もお辞儀して出ていき、扉がきっちり閉められる。

 ファナはロートの寝台へ上がる。ロートはもう、寝る準備を終えていて、欠伸をした。

「どうしていっしょにねるの? ファナ、おばけがこわいの?」

「夫婦は一緒に寝るものなのです。毎日ではなくとも、たまには」

「ふうん? わかった」

 ロートはあまり納得していないようだったが、頷く。ファナはくすっとして、ロートの隣へ横たわった。「お体へ触れてもよいですか?」

「うん。いいよ」

「失礼いたします」


 官女や令嬢に誘惑された時、ロートは泣いていやがり、逃げたそうだ。だから、逃げられるかもしれないと思ったが、そっと体を寄せてもロートはいやがらなかった。それどころか、少々眠そうな顔でいう。

「ファナ、だきしめてもいい?」

「ええ」

 そっと、抱きしめられる。殿下は実に優しく、礼儀正しい。この御方でよかったと、ファナは心底思った。

「殿下、わたくし以外のひとと、このようなことをしないでくださいまし」

「うん。わかった」

「わたくしは、殿下に、触っていいか訊きます。いやな時には、いやだとおっしゃってくださいね」

「うん」

「殿下も、わたくしに触れたい時には、触れていいか訊いてくださいませ」

「うん。そうしないとだめだって、おかあさまと、いもうとのリーリエと、妹のフリーダがいってたよ。女の子に、なにもいわずにさわったら、だめだって。女の子だって、さわるのに、いいですかってきくんだからって。でもちゃんときいたのはファナだけだよ。やっぱりあのこたちがおかしかったんだ」

 陛下方がきちんと、ロートを思って教育していること、そして、ロートがそれをしっかり覚えてまもっていることに、ファナはなんともいえず、しあわせな気持ちになった。家族の気持ちが結びついているのが感じられて、嬉しかったのかもしれない。






 乗馬と弓に関しては、ロートはたしかに天賦の才があるようだった。馬でもって、悠々と庭を駈け巡る。ロートは馬を自分の手足のように動かした。障害物を飛んで避けるのも、細かく走らせるのも、速く走らせるのも、自由自在だ。

 弓の腕も、素晴らしいものだった。的に正確にあてる。的は小さく、その上幾つも並んでいるし、近しい位置で前後に配置されているものさえあった。前の的をどうやって避けるのか、疑問だったが、殿下は角度をつけて矢を放ち、平然と、的の背後の的へあてる。的にささった矢にあてるような芸当まで見せた。


「殿下は以前、毎日朝から晩まで弓をしていらしたんです」

 あまりにも腕がいいので、何度目かに見物している時、気になって弓の師範に尋ねてみると、そんな言葉が返ってくる。師範はまだ二十歳そこそこで、侯爵家の者だ。結婚式にも参列していた。かなり古くからの家柄で、彼はロートを王太子に、と奏上している派閥の人間らしい。

「毎日、ですか?」

「はい。朝、お食事をとったら乗馬の鍛錬をし、ここにいらして、日が暮れるまでずっと。それが、殿下が十歳(とお)の年に、半年ほど続きました」

 弓の師範は息を吐き、頭を振る。「その時はまだ、わたしは師範ではなく、殿下が怪我をしないように見ている係だったのですが、殿下がおっしゃったのです。どうすればうまくなるのかと。その時は、わたしのほうが腕がよかったものですから。それで安易に、練習をすればうまくなるなどといってしまいました」

 師範は肩をすくめた。

「殿下は熱を出しても、水にあたってしまわれた時でも、雨が降っていても、かならずここへいらして、ずっと鍛錬をしておいでだったのです。お傍に居ないといけないので、わたし達のほうが参ってしまって、何度も、鍛錬の時間を減らしてくださいとお願いしたほどです。半年ほどで、もう上手になったからと、今と同じだけに減らされました」

 減らした、といっても、ロートはそこに二時間は居て、延々と矢を放っていた。ファナも、弓の師範も、官女も侍従も居ないみたいに。


 汗を落とし、少々()()()()した着こなしのロートは、植物園で草むしりをしている。これも充分に、運動になると思うのだが、医師にいわせればこの程度では体がなまるらしい。

 王家は、いざとなれば戦にもでる。そうなった時にロートがはじをかかぬように、まわりは気を配っている。乗馬も弓も、その為にさせているというのが本当だろう。運動云々は、いいわけだ。

「弓はきれいなんだ」

 不意に、ロートが口を開いた。彼の傍で、地面からひきぬかれた雑草を、熊手でまとめてざるにいれていたファナは、そちらを向く。お手伝いしても宜しいですか、と訊ねたら、この道具をもらった。侍女達はまた、お冠らしいが、彼女らの機嫌はファナには些細なことだ。それよりも、ロートが頼みをきいてくれたことが、ずっとずっと重要だった。

「綺麗、とは、どういうことでしょう」

「きれいでしょ。矢がとんでいくときの、かっこう、こんなふうに。ちゃんととんでいくときれいだから、好きだから、やる」

 ロートは右手を上へ持っていき、それを斜め方向へ下ろした。矢が放物線を描いて飛んでいくのを、手であらわしたようだ。ファナは小首を傾げる。

「殿下の弓の腕はご立派ですが、矢が飛んでゆくさまが綺麗というのは、わたくしにはわかりません」

「どうして。きれいだよ。おとうさまもおかあさまも妹のリーリエも、妹のマグノーリエも妹のフリーダも、おばあさまも、きれいだっていったよ。こうなんだ。いつも同じかたち。おなじ形にできたら、おなじとこへささる」

 ロートはファナに同意してもらえないからか、そういいつのる。ファナはもっと、首を傾げる。

「殿下、わたくしには、弓はわからないのです。的へあれだけの矢を命中させる、殿下の腕が素晴らしいということくらいしか、わからないのです」

「わからないのはないよ。ファナはかしこいでしょ。わかる。腕をこうするでしょ」ロートは持っていた草を放り出し、両腕をひろげた。弓をかまえているのと同じ格好だ。右腕をひき、左腕をあげるようにして角度をつける。「こうするとまんなかにあたる。ね。こうするとひだりがわにいく。こうするとみぎにいく。こうすると後ろのまとのまんなか」

 ファナは、ざるをその場へ置いて、額の汗を手の甲で拭った。「殿下、そのようにお考えなのですね」

「かんがえてないよ。おぼえるだけ」

 ロートは手をおろし、不服そうにした。口を尖らせ、俯いている。ファナは微笑む。彼のいう、矢の飛んでいくさまが綺麗だ、というのは、わからない。陛下達は同意したと彼はいったけれど、おそらく、よくわからないままに同意しただけだ。同意しなかったから、殿下は話してくれた。


 ファナはにっこりして、夫の顔を覗きこむ。

「殿下、わたくしはやっぱり、矢の飛ぶさまが綺麗だというのは、まだわかりません」

「うそだ。わかるよ」

「いいえ。ですが、殿下がそのように、矢の飛ぶのを覚えて、的にあてている、努力は、とても素敵だと思います」

 ロートは、ぱっ、と、ファナを見た。ファナは小さく頷く。「殿下、すききらいや、なにを美しく思うかは、ひとそれぞれなのです。殿下が美しいと思ったものを、ほかのひとがそう思わなくても、それは仕方のないことですわ。わたくしが美しいと思うものを、殿下がそうは思わない、ということだって、きっとございます」

「……わかった」

 ロートはそういって、頷いた。まじまじとファナを見ている。「ファナもきれいだとおもうよ。これはぼくだけ?」

 侍女らがむっとしたけれど、ファナは笑い、殿下だけですわ、と答えた。あおざめたような顔の娘を、美しいとは、大概のひとは思わない。




 草むしりが終わると、植物に水と肥料を遣り、ロートは絵を描きはじめた。画架(イーゼル)にまっさらな画布を張った木枠を置いて、木炭で。あとでいろをするんだよ、と、彼はもごもご説明してくれた。

 ファナは傍に立って、それを見る。官女達が椅子を用意した。ロートはあまり、画布を見ることはなく、どこか遠くを見ながら手を動かしている。さらさらと、ファナにはなにが描かれているのかわからない、線の集合体のようなものを描いている。

 近寄っていくと、ロートは気配に気付いたらしく、こちらを見た。

「ファナもかく?」

「いいえ、みっともないものしかできませんから」

「でも、えはだれにでもかけるよ。よくみて、それをかくんだ。ぼくはあんまりうまくないけどかくのはすきなんだ、かけばかけるから」

 ロートはぎこちなく笑い、木炭を動かした。画布にはやはり、なにかよくわからない、線の塊ができていく。「むしくいがふえたなあ」






 絵を描いたあとは、算数と読み書きの授業だ。王家の末席の、信頼できる人間がロートの教師をしている。けれど、彼はこの数年、成果を上げていない。ロートの状態には、進歩が見られないという。

 学習室で本へ向かい、ロートはいらついた様子だ。下唇を嚙み、文章を睨み付けている。ファナは隣に座って、それを見ていた。ロートは体を前後に揺すり、かすかに唸っていた。

 東宮殿には、王太子が学ぶ為の部屋、というものもある。幼い王太子もいれば、成人してから王太子になる場合もあって、しかしそのどちらであっても、王太子は日々、勉強をしないといけないのだ。


 普通、ここに女は這入れない。女は王にならないので、王女がここで勉強をするということもない。だがファナは、陛下に特別にゆるしを戴き、ロートの勉強に同席していた。

 王妃は、ロートがファナを気にいったからだといっていたが、国王には別の考えがあるらしい。国王陛下は、男並みに本を読むという噂を聴いて、ファナを呼んだと思しいのだ。

 ファナが女だてらに歴史書なども読み、知識は豊富である、というのは、どこからか陛下に伝わっていたようだ。はっきりと口にはされなかったが、殿下の勉学の手助けになればと、そんなふうに陛下はお考えらしい。殿下が玉座を継いだ際に、ファナが手助けになると思っている節がある。


 ファナは政治に口を出すつもりはない。それは男の仕事だと思うし、でなくば、王家の仕事だと思うからだ。ファナはウルー家の出身で、王家にはいったけれど、玉座とは関わりはない。王女殿下の誰かが政治に口を出すのならまだしも、自分はそれをしてはいけないと、はっきりわかっている。




 ただ、殿下の勉強を手伝うのは、また別の話だ。

 教師がでていったあと、じっと動かないままのロートに、ファナは椅子を近付けて、座り直す。ロートはペンを手にしているが、それは今回、ほとんど動かなかった。彼は学習室内でするようにいわれることすべてが、得意ではない。先程も、文章の書き取りをするよういわれて、ロートは最初こそやったものの、どんな理由からか途中で辞めてしまったのだ。


「どうしてぼくにはできないのかな」

 ぼそりとささやいて、殿下は項垂れる。ファナは微笑んで、机に手を置いた。

「殿下、お願いがございます」

「なに?」夫は顔をあげず、もそもそと喋る。「なんでもいいよ。なんでもしてあげる」

「わたくしのことを書いて戴きたいですわ」

 ロートは前髪越しに、こちらを見た。ファナは続ける。「わたくしのことを、なんでもよろしいですから、書いてくださいませ。お願いです」

 ロートはぼんやり、ファナを見詰めていたが、しばらくすると紙へ向き直り、ぎこちなくペンを動かす。文字の大きさはばらついているし、お世辞にも綺麗とはいえない。けれど、ロートは必死に書いていた。

「ねえ、ファナ」

「はい、殿下」

「うつくしいって、なんてかくの」

 ファナは微笑んで、紙の表面を指でなぞった。ロートはそれを見て、そのままにペンを動かした。彼の書いた文章のなかで、「美しい」だけは、文字通り美しかった。




 学習室の扉が開いたのは、ロートがペンを置いたのと、ほぼ同時だ。ファナがそちらへ顔を向けると、陛下の弟が、侍従や官女をつれて立っていた。

「やあ、ロート、元気そうだな」

 ロートは唸って、席を立つ。陛下の弟・パウルはそれを捕まえて、軽く抱擁した。ロートはそれには応じず、顔を背けている。叔父にあたる人物だというのに、いやそうに。

 腕が解けると、ロートは間に机を置くようにして、叔父から距離をとった。ファナは席を立ち、礼儀に則って、軽くお辞儀する。

 まだ正式ではないものの、ロートは王太子扱いされており、ファナも王太子の后として扱われていた。国庫の状態や、戦などもろもろの兼ね合いで、立太子が遅れるのは、めずらしい話ではない。これまでにもそういったことはあったし、今の国王も正式に跡継ぎと見なされてから王太子になるのは遅かった。

 王太子の后と、陛下の弟ならば、王太子の后のほうが位は高い。そういうことになっている。国の決まりがそうなのだから、王家にはいった自分がそれを崩してはならないと、ファナは単純明快にそう考えている。


 パウルは目を細くして、礼儀にかなったお辞儀をすると、笑みをうかべた。パウルは陛下より、二十歳近く若い。今年、二十五になったばかりだ。

 王家や貴族が多くの子どもを持つことは、不思議な話ではない。陛下とパウルの間には、すでに貴族へ嫁ぐか、修道院へはいるかした、大勢の王女達が居た。彼らの前にも、後ろにも。たまたま、上のほうにひとり、下のほうにひとり、男児が居た、というだけだ。

「ファナ嬢、よく甥っ子の面倒を見てくれているようだ」

 不遜で、棘のあるものいいだ。ファナはロートの傍まで歩いていって、ちらりと横目でパウルを捉えた。「なんのご用でしょうか、パウル卿。殿下はお勉強中です」

「十八にもなって、まったく勤勉だな、ロート。おや、なにか書いているね」

 わざとらしくいい、パウルはロートが文字を書き付けていた紙を見た。パウルと一緒にやってきた侍従がそれをとりあげ、(あるじ)の見やすいようなところへ掲げる。

 パウルがふふっと笑った。「これはいい。ロート、お前には絵の才だけでなく、詩の才まであったのか」

 やはり、声に棘があった。ロートが名状しがたい、ただいたずらに木炭を走らせたような絵を描いているのを、あてこすっているのだ。ロートはなんとなくそれを理解したのか、肩をすくめ、かすかに揺れている。パウルはにこにこしていた。

「ファナは……なんだ? なんと読むんだ。ロート、朗読してみてくれ」

「卿」ファナは静かに、成る丈優しくいう。「殿下は疲れておいでのようです。急ぎの用でないのなら、おひきとりくださいませ」

 パウルは笑みをひっこめ、じとりとファナを見た。ファナはそれから、目を逸らしている。「無礼ではないか? わたしは陛下の弟で、ロートの叔父だ。ロートにただ会いに来るのを、制限されるいわれはない」

「殿下は疲れておいでです。おひきとりくださいませ」

 繰り返しに、パウルはしばらく黙っていたが、ふんと鼻を鳴らした。「よい官女が増えたな、ロート」

 ファナは口を開いたけれど、閉じた。いいかえしても無駄だからだ。

 パウルはつまらなそうに、学習室を出て行く。侍従がお辞儀して、紙を机へ戻し、それに続いた。パウルについてきていた者達が、ぞろぞろとでていく。


 全員がいなくなると、ロートは体の力をぬき、その場へ座りこんだ。ファナは紙をとりあげ、文章に目をこらす。ロートに忠実な侍従達が、彼を支えて立たせ、椅子へ座らせた。

 文章は、詩ではない。韻を踏んでいない。字は、決して整ってはいないし、ぎこちない文章だった。

 ――ファナは ゼーとおなじ 美しい 毛です。ゼーみたいな大切な ので僕はファナのけを まいにちとかしますから たいせつです。ファナのけはゼーのたてがみよりも きれだとおもうときもあります。

 ファナはその紙を、ぎゅっと胸へ抱えた。なんだかとても、嬉しい。「殿下、ありがとうございます。わたくしの願いを、かなえてくださいましたね」

 ロートはぎくりと、ファナを見て、ぎこちない笑みをうかべた。






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