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タイミングが全く合わない彼女!

作者: 七瀬






“タイミングが全く合わない彼女!”



俺と彼女は、全くタイミングが合わない!

そもそも付き合って1年経つが、未だに彼女と会ったのは、3回だけ!

俺が彼女に会いたいと連絡を取っても、彼女は仕事があるからムリと俺は

断られ、彼女から俺と会いたいと言ってきても俺もその日は友達と前から

会う約束をしていたから会えないと断る事も多々あって......。

彼女と付き合っているのに、“実際に彼女に会ったのはたった3回!”

これって? “俺と彼女は付き合ってると言えるのか、、、?”




・・・しかも? お互いマメに連絡を取り合う仲でもないから、

会わないだけではなく、連絡も取り合わない!


だから俺が気がついた時には、“1ヶ月ぐらいは平気で彼女に連絡もせず!”

彼女も気にならない女性なのか?

俺が1カ月ぶりに彼女に連絡しても、ただただ元気だったと何事もなかった

かように返事が返ってくるだけ!

“別にお互い居なくても平気で、居ても居なくてもそんな関係。”

俺にとって、“彼女が必要なのか?”

たまに、ふとそんな事を考える時もあるけど、、、。

他に付き合いたいほど好きな女性が居る訳でもない、彼女がただ居てくれる

だけで楽な事もあるんだ。




・・・例えば? 会社の飲み会とか?



『内海君って、彼女っていたっけ?』

『“いるよ。”』

『へーえ、いるんだ! ずっと居ないと思ってた!』

『まあ、彼女とはたまにしか会わないから。』

『“彼女のどこが好きなの?”』

『“面倒くさくないところ。”』

『えぇ!?』

『俺マメじゃないし、彼女もマメじゃないから! 丁度いいんだよ。』

『“他に彼女以外に、好きな子とか居るんじゃねーの!”』

『いねーよ!』

『マジかよ! 彼女一筋とか?』

『まあね!』

『羨ましい!』

『内海君、遊んでなさそうだから! 彼女さんが羨ましいわ!』

『オレも彼女になってくれたら一途に尽くすよ!』

『無理無理! 加藤君は、そういうタイプじゃないでしょ!』

『“バレたか!”』

『バレるわよ~ねえ、内海君?』

『あぁ、まあね!』

『おいおい、お前までそう言うか!』

『すまん!』





・・・大体、こう言っておけば! 俺に女の子が寄って来ないから

楽なんだよね!

好きでもない女の子から、アピールされても好きになる事は俺はないし、

ただ申し訳ないなと思うだけ!

それならはじめからその子に近づかないし、アピールもしないよ。

ちょっとでも、好きになるかもみたいな顔すると、、、?

女の子って、それ見て分かるのか?

グイグイ来る子も居るしさ。

俺はそういうタイプ苦手で、出来れば俺に近づかないでほしいから!

先に、“気がないフリをするようにしてんだよね。”

それか、“彼女が居るって言ったら? 諦めてくれるじゃん!”

だから凄く都合がいいんだよ。




・・・たださ、俺は別に彼女が嫌いな訳じゃない!

本当にたまに、こんな俺でも彼女に会いたくなる時もあるんだ。

そんな時に彼女に連絡しても、“やっぱり会えなくて!”

これが! “映画やドラマなら会えるんだろうけど......。”

何にもない平凡な恋愛だと、当たり前のように会えやしないよ。

彼女に断られる理由は? “仕事が殆どかな?”

彼女は、【仕事人間】何よりも仕事を優先してるみたいだ!

“彼氏の俺と会うより、仕事が優先なんだと、、、!”

俺も彼女になんも言えないから、素直に身を引くんだけどね。




たださ、会える時はたまには会ってほしいな。

だからたまに俺は彼女に連絡して、今日会えるか訊いてみるんだ!



『今日、会える?』

『“今日は会えるよ。”』

『えぇ!? マジで?』

『マジで、久しぶりに会おうか。』

『うん。』




たまには、こういうのもいいよね。


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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