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頼庵流創作の思考回路 ~エッセイ集~  作者: 藤谷 K介(武 頼庵)
8/29

時々当たり、時々外れ



 久しぶりのエッセイというか、創作の中で思った事を書くお時間です(笑)

 

 今回のテーマはサブタイトルからは何のことか良く分からないと思いますが、実は『作品の終わり方』の話だったりします。


 お時間がある方や、ご興味ある方少しお時間を頂けたらと思います。



 今現在ですが、連載物とは別に短編を執筆させていただいています。それは今まで読んだことのあるジャンルだったり、自分の執筆してきたジャンル外の物だったり様々なのですが、そんな中でとある時に『自分が書いて読んでみたいジャンルはありますか?』という問いかけに、快く反応してくださった中で、未だに書いた事の無かった(書いた事は有ったけど、内容はそういうモノじゃなかった)ジャンルがありまして、その作品を執筆しました。


 そのジャンルがイセ恋です。

 正確にはイセ恋のテンプレ展開作品という形ですね。


 イセ恋は少し書いたことが有るんですが、それは現在のなろうで逸る前の事で、勿論そのストーリーはテンプレという展開はありませんでした。


 本当に、異世界の人が恋愛するものだったのです。

 なので実質初挑戦という事になりますね。


 そんな形でまずはストーリーをどうしようか悩み、構成を考えていくわけですけど、その初期段階から『連載』ではなく、『短編』にしようとは思ってました。


 どのような反応が有るかわかりませんし、自分自身どのように書けるかわかりませんので、まずは短くまとめたお話を執筆してみようと思ったんです。


 そこから色々な作者様の作品や、上位ランカーの方の作品をまずは読んだり読み返したりで、そのジャンル的流れを読み取り、自分の考えたストーリーに落とし込んでいったわけですけど、問題はここからですかね。


 ストーリー冒頭からラストまでの構成はとりあえずできた。いざ執筆!! と書き始めて中盤までは順調だったのですが……。

 

 ラストというか締めの部分で悩みます。


 どういう終わり方にする?

 ハピエンorバッドエンド?

 綺麗に締める?

 引きを作る?


 などなど。


 自分の得意不得意な締め方ってありますよね?

 そしてその作品に合った締め方もまたあると思います。


 そうなんですよね。ここまで来て『締める』方向性を考えたんです。

 

 と、言うのもですね、その作品を執筆するにあたり、構想の段階では『引きを作って終わり』にしようかと思っていました。つまりは完全に物語として締めないで終わろうとしていたんです。


 それには色々と考えがありまして、初めての作風なので反応が見たいというのが一つ、更にストーリーの流からすると完全に『締めない』方がいいかな? と思ったというのが一つ、そして皆さんに『その後』どうなって行ったのかを想像していただく手法でもいいなと思ったのがその大まかな理由となります。


 最終的には終盤は少し端折って締める事にしたので、そのようになる様ストーリーを削ったり書き換えたりしました。


 できたものは一応ハピエン……かな?

 ただし色々と考察できるところを残して。


 ここでこのお話のサブタイトルに繋がるわけですが、自分が思った締め方が『時々当たり、時々外れ』が当たり前にあるという事。


 まぁ、読んでくださった方々の嗜好や志向にも影響されるでしょうから、今更感が在るのですが、やはり書いている時思った反応とは違うんですよね。


 自分はそれが良いと思っていけても、読み手側からしたら色々な意見が出るのはごもっともなわけで……。


 ただ、その締め方にもいろいろありますから何とも言えないところです。

 連載物であったり短編であったりで締め方も変わるでしょうし、執筆した時の考え方にもよる所は多きと思います。意図してそういう終わり方にしたのか、それとも意図せずそうなったのか……。

 ここでまた自分の作品で申し訳ないのですが例を出しますと、私の書くホラージャンル(怪談?)は最終的にはしっかりと締めるものは少ないです。


 それは読んでくださった皆さんがその後なり、その時なりを考察していただいた方がいいと思うから。

 完全のその話は終わりとしない事で、楽しんで欲しいという思いがあるので、そうしています。

 手法的には間違っているのかもしれませんがね。


 締め方にもいろいろと思うところがあるなというお話し。

 そしてジャンル的にもお話の締め方が有るのかな? というお話しでした。


 掲載してみないとその締め方が合っているのかは、正直なところ分からないところはありますからね。

 これからも『時々当たり、時々外れ』を繰り返しつつ、作品を出していくんだろうなぁ……と思っています。


 

 長々とありがとうございました。

 このお話はこの辺で……。



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