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頼庵流創作の思考回路 ~エッセイ集~  作者: 藤谷 K介(武 頼庵)
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コストパフォーマンス


 

 最近はというと――もっぱら連載作品などを執筆していて、時間があるときに連載作品とは別のジャンルの単発作品などをせっせと書いているのですが、そこでちょっと思った事が今回の作品のテーマになります。


 コストパフォーマンスって言葉の意味は既にご存じでしょうから、改めて説明するのは割愛しますが、PCの前に座って『いざ!!』と気勢を上げて執筆にとりかかり、自分の納得できるものになって執筆を終える。


 その時にチラッと時計を見ると、既に座り始めて数時間。なんて事ありますよね?


 この時にちょっと思ったんですよね。


――あれ? この時間を使って執筆したこの話……ちゃんと『纏まっているのかな?』って。


 そう、使った時間の分に対する品質というか内容になっているのかな? と思ってしまったんですよ。


 執筆方法は、人それぞれですよね。プロットをしっかりと練ってからその筋にならって物語を進めたり、本当に思い付きを文章に纏めたり、想像や映像として感じた・見たものを文章に落とし込んだり。


 どの方法も時間を使って、お話しが出来るわけで。


 このエッセイで言うところの『コスト』の部分が時間で、『パフォーマンス』の部分が執筆された話という事になるのですが、果たして自分が使った時間の分に見合うクオリティになっているのか?


 そう思うとなんだか心配になりまして、読み返してみました。

 読み返してもさすがに自己評価では……という感じですね。


 もちろん、相対評価は掲載して初めて皆さんからいただく感想などで知ることになるのですけど、書き終わったところでは自分が思った事や書こうとしている事を書いているつもり。なので自分では使った時間に見合うモノと感じてしまう。


 私の場合、一つの作品の連載は1話分を書き上げてその日の執筆を終わるという事が多いので、数日に分けて1話分を書き上げる方にはちょっと分からない感情なのかもしれませんが、1話分に数時間かけて果たして皆様に読んでもらっていい質に書きあがっているのかという不安が沸き上がってきました。


 まぁ、だからと言ってすぐの直ぐに執筆の方法を変えるという事は、今のスタイルが自分の中で確立してしまっているので、さすがに難しいところではあります。

 以前に少し作品エッセイなどで記述・記載してきた手法を用いていますので、しづらいというのもその一因になっています。


 その日の内に、浮かんでいる間に書かないと忘れてしまうというモノですね。だから時間をかけてでもその部分だけでも書く。そんな日々です。


 こういうエッセイや、詩など感情をそのまま書き記せるような作品などでは、特にそうは思わないんですよ。

 すぐに思いついたことや、感情をそのまま文章にしているので、じかんもそんなにかからないですし、それに単発モノであって続きがあるわけじゃないので。

 

 いや中にはこういう作品だからこそ、もっとクオリティの高いものを掲載して欲しいと思っていらっしゃる方もおられるかもしれませんけどね……。


 ここ最近は連載物にかかりっきりになっているので、こうして単発の作品は少ないので、私自身が勝手にそう思っているだけなのは百も承知。


 使った時間に見合う品質。

 能力の底上げして、書いたお話が『いい話!!』 と、言っていただけるようにしていきたいと願うばかりです。


 とはいえ……。これが難しいところですけど、短い時間で書き上げたお話しや、単発作品の方が相対的に評価が高かったりしますので、一概には何とも言えないところではありますね。


 もちろん掲載する作品は、執筆してその内容に満足してるからこそ掲載に踏み切っているわけで、自分の中ではそのお話は『掲載に踏み切れる質』になっているとは思っています。


 自分が思う質と、読んでくださる皆様が、その作品やその作者様に期待・追及する質には乖離が有るのもまた事実ですよね。


 なので、感想欄などで作品に関する疑問や、つじつまの合っていない所など、そしてその作品への評価などとても参考にさせて頂いています。


 直せるかどうかはまた別問題ですけどね(笑)


 


 久しぶりにちょっと思った事を文章にしようと思い立ちまして、こうして作品として上げることになりましたが、『使った時間=みあう質』という思考。ご共感できる方などおられますかね?


 今回はこの辺で。


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