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頼庵流創作の思考回路 ~エッセイ集~  作者: 藤谷 K介(武 頼庵)
17/29

なまえってどうつける?


 

 小説に限らず、物語を書いているとそこに登場する人物が出てきますよね。まぁ人物だけじゃなく魔物で有ったりモンスターで有ったり、精霊で有ったり色々ですけど。


 ソノ登場人物の名前って皆さんどうやって決めてます? というのが今回のお話しになります。

 お時間がある方はお立ち寄りくださると嬉しいです。



 さて、そもそものお話しですが、物語を構想したり想像したりする時って、皆さんは主人公の名前やヒロインたちの名前ありきで構想し始めますか?


 自分の場合はというと、実は主人公()()は決めてから構想を練っていきます。


 その場合ですけど、一応はですねメディア化作品などの主人公なりの名前を調べてから決定してるんですけど、でもどうしても似たり同じになってしまう事ってないですか?


 仕方ないですよね? だって現実世界でも良くありますよね? 同姓同名って。

 

 その作品のイメージや、主人公の性格そして容姿などいろいろなファクターがあって、その人物像が出来上がるわけで、名前が同じだからと言ってすべての人物が『その作品』の模倣ではないと思うんですよ。


 とはいえ、とはいえですよ。似たような物語で似たようなシチュエーションが多い作品に、そう言った名前を付けてしまうとやっぱり世間様の評価は『パクリ』で有ったり『模倣』になってしまうんですよね。


 これって主人公だけに限った話ではないですよね。ヒロインでもそうですし、登場人物などでもそう……。


 名付けって意外と難しくてめんどくさいんですよね。(^▽^;)



 でもこれって、人物の名前に限らないんですよ。国の名前やモンスターの名前、そして精霊の名前などなど色々な部分で同じものがダメだしされる事あると思うんです。


 私の個人的な意見ですけど、昔より伝承されている物語などが有って、そこで出て来る名前などは仕方ないと思うんですよね。

 

 例えていうなら水の精霊ウンディーネとか。固有名称ならば変更はできますけど、個体種の名前までは……。


 という事で、名前を付ける事って意外と神経を使うんですよね。

 まぁ、その心配はメディア化するほど人気作品にならないと、そうそう出てくる問題ではないと思いますけど……(苦笑)


 

 そんな事を考えている中でちょっと気になったというか、最近の傾向というか名前自体が長くなりつつあるなぁなんて事を思ったんですよ。


 これもやっぱり『同じ名前を付けたくない』という思いの表れなのでしょうけど、国の名前や個人の名前などがとてつもなく長いモノが増えましたね。


 以前のようにシンプルな物だととても覚えやすいのですけど、お話しが進んで登場人物が増えてくると、長い名前の方だと出てきてもちょっと――え? どこの誰だっけ? みたいな感じで――記憶に無かったりしませんか?


 そんなわけで私はなかなか登場人物とその方の名前が一致しないという事が有りまして、一旦作品を戻り読み直したりするんです。そして確認が終えると元の位置から読み進める。


 これがですね、連載物をずっと同じ作品を一気に読んでいるならば、そうはならないんですけど、私はけっこういろいろな作品を読み回る習性がありまして、同じ作品を読み続けるという事は企画などに出されている作品以外はほぼ無いのです。


 だからなのでしょうね。名前と人物の一致に時間がかかるのは。



 日本語だとひらがなもカタカナも40数文字しかないので、その中からオリジナリティある名前を付けるのもけっこうしんどくなりますよね。


 そうなるとやっぱり長くなっていく事になるんですけど。




 まぁここまで長くお話してきましたけど、何が言いたいのかというとですね――



 『同じ名前であっても同じ人物や生物ではない』


 という事なのですよね。

 確かに他の作品には同じ名前の登場人物が出てくるでしょうけど、でも読んで頂いている作品に出てきている名前の人物は、その作品の人物とは別の人である。


 執筆している人が違うのですから、当たり前と言えば当たり前なのかもしれませんけどね。



 100%納得していただくのは難しいかもしれませんけど、ご理解は頂きたいと思います。


 


 長々とお話ししてきましたが、今回のお話しはこの辺で。

 

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