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8.春鹿さんの1日

セブンさんに負けず劣らず、春鹿さんの朝も早い。


4時30分に起床した後、プレイを開始するのはやはり5時頃から。

日替わり討伐などを行いつつ、朝食までの時間をゆったりと過ごす。


朝食後からお昼まではチームクエストの消化が開始される。

チムクエのなかでも特に難易度の高い「モノクル4個入手」「めざましリング2個」というようなアクセサリー収集のクエストを積極的にやってくれている。

アクセ狩りが好きとはいえ、自分のアクセサリー合成は完成しているにもかかわらず毎日高難度で手間のかかるクエストをクリアしてくれるのはほんとうに頭が下がる。


春鹿さんの金策はボスとの戦いも兼ねたオーブ収集。

レアボスコインを使用して強ボスと連戦しながらオーブや福引、はぐメタコインを入手して武器防具の購入費用に当てている。どれも1~2分で討伐可能なボスばかりなので、気楽に倒せてチャットを楽しみながら迷宮の周回を楽しめるそうだ。

グレン1で募集をして人を集め、迷宮に向かう。昔は野良に抵抗があったけれど、今は一期一会の出会いを実感することができるように心境が変わった。

ノリの良い人と組むとチャットも弾むが、相手の人は現在パーティーを組んでいるおしゃれ装備のウェディ男がまさか70近い女性だとは夢にも思わないだろう。

レアボスの周回はメインキャラだけでなくサブでも行っているのだが、そちらのほうは積極的にフレンドを作って、今ではフレンド上限の200人まで行ってしまったそうだ。


それからはふくびきを引くことが春鹿さんのルーチンワークだ。

日課でもらった福引や迷宮で手に入れたものなどをその日のうちに消化してしまう。

ゲーム内でも便利ツールからでも引くのだが、春鹿さんは驚くほど運がよく3等以上を非常に高い確率で当ててしまう。

フレンドの私にはSPが1日1~2枚という脅威のペースで届くので春鹿さんの豪運を羨ましい気持ちで眺めている。


春鹿さんはセブンさんとは違い、学園を全くやっていない。

また、バトルルネッサンスも無理にはやらない。出来る職業を絞っているために、スキルブックを手に入れる必要性がないので手を出していないのだそうだ。

その代わり頑張っているのがドレスアップで、ホストをコンセプトとしたおしゃれな外見づくりを妖精の姿見を使って試行錯誤をしながらやっている。


夕方、ここで春鹿さんのアストルティアでの1日は終了になる。

午後6時以降は絶対にゲームをしないと決めているからだそうだ。

このあとは晩酌を楽しみながらお孫さんと遊んだり、映画を見たり、他の趣味に時間を割くために明日起きるまではコントローラーは握らないという。

そして睡眠時間確保のため、9時には寝てしまう。


なんともゆったりとして優雅な一日だと感心するばかりだ。


社会人プレイヤーである私の場合、どうしてもプレイ時間帯が夜になってしまうのでゲーム内でセブンさんと春鹿さんにお会いすることは少ないけども、

早朝~午前中という時間帯にも毎日楽しんでプレイを続けている人がいるのは同じゲームをしている人間として嬉しい気持ちになる。



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