2.お二人との出会い
本格的に話を聴かせて頂く前に、セブンさんと春鹿さんにどうやって知り合ったのか紹介したい。
私は現在、ドラクエ10の中でチームリーダーをさせてもらっている。
個性豊かなチームメンバーのお陰で楽しいドラクエライフを送らせてもらっているのだが、セブンさんほど私を驚かせたメンバーは居ないだろう。
彼女からはド級の衝撃を3度も頂戴した。
最初の驚きは、ドワ男なのに女性であったこと。
女性が男性のキャラクターで遊ぶことは稀にあるのだが、
殆どがルックスのいいウェディという種族を使っている。
僅かにエルフやプクリポを使う人も知っているが、女性でドワーフ男を使っている人は私の知る範囲では絶無だった。
それだけに、「中身はお婆さんですよ。」とチャットされたときは驚いたものだ。
二ツ目の驚きはやはりその年齢。
「お婆さん」というのは謙遜だろうと思っていたので、62という年齢がチャットで表示されたときはタイプミスだと疑ってしまった。
故・淡路恵子さんのように70過ぎてもゲームを楽しむ人はいるけども、それはオフラインのゲームの話であって、
オンラインであるドラクエ10は年長者が楽しむには敷居が高いという固定観念が自分の中にあった。
ともかく、今までのチーム最年長は50歳の男性だったが、彼よりも一回り年上の女性がチームにやってきたことで、更にチームに幅が出てきてとても嬉しかった。
そして最後の驚きは、セブンさんよりも年長者である春鹿さんをチームに勧誘してきてくれたということ。
昨年末、「私の友達をチームに誘っていいですか?」というセブンさんからの嬉しい申し出に私は一も二もなく賛成した。
さらに「友達はチームクエストがやりたいと言っているのですが……」と聞いて私は狂喜した。
チームクエストとは、毎日更新されるチームに課せられるお題のようなもので、レベルが上がるとチームのユニフォームが追加されたり、特別なアイテムを購入することができる。しかしこれが結構面倒なのだ。
そんな面倒事を率先して消化してくれるメンバーの入隊希望を断るチームなどあろうはずがなかった。
「ちなみに友達は私より年長ですよ。」そうセブンさんから聞いたのは、春鹿さんの入隊直前で、私はひっくり返るほど驚いた。
翌日、ウェディ男がチームにやってきた。
春鹿さんの操作するキャラクターで、ドレスアップでカラーリングしたチェイサー装備をバッチリ着こなしていて格好良かった。
それからの春鹿さんは、宣言通りに毎日チームクエストを率先して消化してくださっている。本当にありがたいことだ。
お二人にいつかしっかりとお礼を述べたいと思っていた私は、今日会えることをとても楽しみにしていたのだ。




