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魔力ゼロの最強魔戦士  作者: 海影
第六部 解放
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58 そして……

本編、最終話。

 そして、一週間。ようやく、ようやく! アリシエラたち第2陣が到着しました!


「ゼオ!」

「シェラ!」


 到着した船から駆け降りてくるシェラに、俺も駆けよって抱き締める。あー、しばらくぶりの感触に癒されるー。


「大丈夫、でしたか?」


 心配そうなシェラに微笑みかける。


「もちろんだよ。あいつ程度でどうこうできるほどやわなつもりもないしね」

「それなら、よかったのです」


 抱き合ったまま話してると、横やりが入るわな、そりゃ。


「あー、あつあつなのはいいんですけど、独り者には目の毒なので、どっかの部屋のなかで二人きりでやっててください」

「あっ!」

「あー、悪かったなー。なにしろ、ようやく会えたもんだからついつい……。独り者に気遣う余裕もなかったわ」

「だ・か・ら! そういうのをやめてくださいって!\


 ついつい、周りをからかいつつ、俺はシェラと一緒に神殿に向かった。





 最後の神殿。最後の神様。

 俺はいつも通りに神を修復する。

 目覚めた神は、やはり俺を巫として指名する。


「他のモノと連携をとりました。巫のなかで、我らが最も認めたものを巫の長とし、その他の巫を統括していただくことになりました。

 これから、よろしくお願い致します、巫の長、ゼオ」

「やっぱりこうなるのか……」


 どうやら、今回のことで世界の魔力がおかしくなり、それを是正するためにか巫がすでに何人か生まれているよう。

 彼らは俺の元に預けられて、巫としての教育を施し、そのうえでそれぞれの国にもどる、ということになるようだ。


「ゼオ、これからも世界をお願い致します」

「はあ、まあ、この世界に生きてる以上は、出来ることはすっけどね」


 俺と、俺の大切な人たちのために動くのは、とうぜんのことだしね。


「私も、ゼオをお手伝いいたします!」

「うん、よろしくね、シェラ」

「はい!」


 愛らしい笑顔のお嫁さんに、そっとキスを贈るのでした。




 ベータもアルファからの補佐が入り、元のように国家が改めて整理されていった。

 世界はあるべき形にもどり、役目を終えた俺たちもまた、アルファに戻った……、ら、すぐにアイシアとアルフォード兄さんの結婚式に参列って、いや、分かってたとはいえ、ビックリだよ。

 俺たちが戻ったらすぐに式を挙げるって決めてたそうな。ま、いっか。二人とも幸せになれよな。



 そして。俺もまた、新たな生活を始める。巫の子供たちの親として。

 シェラと二人で、世界の未来が明るいように、子供たちや家族が幸せであるように、がんばるのでした。

あと、一話。閑話が入ります。

もうすこしだけ、お付き合いをお願い致します。

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