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魔力ゼロの最強魔戦士  作者: 海影
三部 弟登場
33/64

31 弟とお茶を楽しもう

 ゆったりとした空間。そういう庭がここにはある。

 何人かの庭師を雇って、場所ごとにいろんなイメージの空間を作っているんだ。境は垣根があってお互いに見えないようになってるし。

 そのなかでも、ここは一番のんびりできるから、俺は好きなんだよね。……じじくさい? 悪かったな!


 メイドさんたちにお茶とお菓子を用意してもらい、アイシアとアルフォード兄さんに席についてもらい、少し待ってメイドさんに連れられてきたブレイズに手を伸ばす。


「こっちにおいで。王子と王女を紹介するから」

「は、はい……」


 あー、緊張しまくってるね。仕方ないけど。

 手を引いててくてくとテーブルに近づくと、アイシアと兄さんが立ち上がった。あ、ブレイズがびくってなってる。


「ゼオ、その子が君の弟かい?」

「本当に! かわいらしいですの!」


 アイシアのテンションがうなぎ登り状態だねー。


「そうだよ。この子がブレイズ。ブレイズ、こちらが第一王子のアルフォード様。こちらが第一王女のアイシア姫。ご挨拶を」

「は、はい。ゼオあにうえのおとうとのブレイズといいます。よろしくおねがいします……」


 ペコッってあわてて頭を下げてる。まだ、しゃべり方なんかについては仕方ないしね。


「はじめまして。ゼオとは親しくさせてもらっているよ。僕はアルフォード、よろしくね」

「わたしは、アルフォードお兄様の妹のアイシアですの。ブレイズとも仲良くなりたいんですの。よろしくお願い致しますの!」


 ……今まで一番下だったからかな? アイシアの気の入り具合がすごいわ。


 それから、のんびりとお茶を飲んで、ゆっくりと話して、ブレイズも大分なれてきたみたいだ。

 あ、お菓子を頬張っているところは、アイシアも兄さんも(ついでに、メイドさんたちも)ほっこりとしながら見守っていたけどねー。うん。うちの弟はやっぱりかわいいね。

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