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魔力ゼロの最強魔戦士  作者: 海影
三部 弟登場
30/64

28 弟のお披露目時期

「あにうえ! すごいです!」


 いまだに興奮さめやまぬ我が弟ですね。まあ、お茶も飲み終わってるし、今日はもうお開きでいいかな。


「うん。ブレイズも練習すればできるようになるよ。だから、明日から、魔法の練習も、いろんな勉強も頑張ろうね。わかんなかったら俺も教えてあげるから」

「はい!」


 満面の笑顔だね。うん、これは明日アイシアたちに自慢できるかも。


「それじゃ、また夕飯のときに会おうね」

「はい!」


 元気に返事して、バイバイって手を振って部屋から出ていきました。

 んで、俺はこのまま父上と母上のもとへ。


「……ということです」

「そうか」

「もう。わたくしも見たかったわ。本当に可愛らしい子なんだから!」

「ですねー!」


 俺と母上はにこにこと笑い合いましたよ。いや、あのぷくぷくほっぺも、きらきらおめめも本当に可愛らしい。


「まあ、ゼオが魔法の手本を見せたのなら、そちらについてのやる気は問題ないだろう。マナーについても学ぶときはお前に保護を任せてもいいか? 完璧なマナーを見せれば、あの子もやる気を出すだろうからな。ああ、それと、王城に連れていくのはお披露目の一年後になる。それまでにものにさせてくれ」


 うん? 一年後?


「えっと、俺は直後にっていうか、真っ直ぐ王城にいきましたよね?」

「巫が何をいっている」


 ……そうでした。そもそも俺は王様と身分は同等なのでした。


「あ、それについてはブレイズにはいってません。ある程度知識を得てからのほうがよいと思ったので」

「そうね。今はあの子のただのお兄様でいてあげてちょうだいね」

「もちろんです」


 うん。かわいい弟のためにも、俺もがんばるか。

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