25 魔石のお披露目
すみません。投稿を忘れていました!
「ふーむ」
「なかなか見事な魔石だな」
「それで、ドラゴン本体はどうした?」
「騎士団長さんにお任せしました。俺ではどうすればいいのか分からないですし」
「それもそうだな」
「この魔石の使い方については、ゼオの好きにすればいい。それと、魔道具のアイデアもなにか浮かべば報告するように」
「はーい」
ということで、無事にドラゴン退治からは帰ってきました。帰り道もみんなで美味しいものをいっぱい食べたよ。お土産に、やっぱり保存の利くチーズとか、燻製肉とか買ってきたよ。
父上および王様は大喜び、母上と王妃様は微妙な感じになってたけどね。……うん。なんというか、内容がお酒のつまみっぽかったかな。
あ、だけどチーズをふんだんに使ったケーキを料理長さんにお願いしたら、そっちは喜んでくれた。よかったよかった。
魔石については、このままむき出しだと不便だし、腕輪にすることにした。
この魔石ってのは、物理攻撃では簡単に割れたりするけど、魔法は全く無効。なので、魔石が内部に埋め込まれた腕輪はどうかって思ったんだけど、その発想も今までなかったみたいで、「それだ!」って技師さんたち大騒ぎしてた。
いや、だからさ。なんでちょっとした工夫を思い付かないもんなの?
「長年の思い込みを消すことは難しいのですよ。そういう意味では、まだ幼いゼオ様は柔軟性があるといえますね」
「そーいうもん?」
「ですよ」
だそうだ。本人はよくわからん。
それから一月。とうとう、俺に弟ができる日が来た。
明日、家の執事がつれてくるそうだ。名前も決まっていて、ブレイズってなるそう。いやー楽しみだな。
そう、明日を楽しみにしながら、俺はゆっくりと眠りについた。
次話はいつも通りに投稿します。
大変ご迷惑をお掛けしました!