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魔力ゼロの最強魔戦士  作者: 海影
二部 実戦体験行ってみよー
21/64

20 魔石について説明しました

 さて。話さないとならないこととは魔石のことだ。魔石を使って魔法を使うこと。それについて神様に聞いたことを説明する。


「……つまり、魔石を利用すれば、誰でも魔法は使える、と?」


大体は合ってるけどビミョーに違う。


「正確には、魔石内の魔力を感知できて、それを自分の魔力として発動できれば、ですね」


実際、ハーミットさんがちょこっと試してみたんだけどね、感知はできても、自分の魔力として使うってのはできなかったんだよね。これについては、俺の場合魔力がないからって言うのが大きな理由だろね。自分の魔力がなけりゃ、他の魔力を認識して使うことは簡単だってこと。


「ふむ。そうすると、魔力が少ない人間なら使えると言うことか?」

「そうでもないかと。魔力がゼロの俺はともかく、他の人でも魔力は持っているからやっぱり使いづらいかと。自由に使用しようとしたら、やっぱり訓練ですね。まあ、魔石も使い捨てになっちゃいますし」

「使い捨て? ああ、お前は知らなかったのか?」

「なにがですか?」

「強力な魔力を秘めた魔石は、自動で魔力が回復するぞ?」

「え、マジですか?」

「うむ。だからこそ、重要な箇所の魔石は、そういうものを使うのだ。……そうだな。お前の特性を考えると、そういう魔石を持っておいた方がよいか。それに金のカードを得た以上、一度見ておいた方がよいだろうし……」

「へ、何を?」

「……もちろん、最大の魔石を持つ魔獣。……ドラゴン、だ」


へー。ドラゴンですか。そりゃすごい……。


 えっと。俺の知ってるドラゴン、つーか竜と一緒なのかな? まずはそっから調べとこっか……。



 出発は一週間後。騎士団長さんとふたりで行きます。……の予定が、アイシアとアルフォード兄さん、およびその護衛の騎士団っつーメンバーに変化。実際戦うのは俺と騎士団長さんだけなんだけどね。後学のためってことらしい。

 ……うん。調べてみたんだよ。そしたら、やっぱりドラゴンってラノベとかでも出てくる竜のことだった。

 ただ、本当に古くからいる古代竜は、会話ができることもあって友好的にしてるそうだ。

 で、俺たちがこれから倒そうとするドラゴンは、普通のドラゴン。鱗の色が赤いから、赤竜って呼ばれていて、その能力は氷属性……ってなんでやねん。色と特性がなんか合ってないし。


「ドラゴンとはそういうものです。そのために特性を知るまでは手出しもできませんからね」


……そーですか。

 あ、ちなみにそのドラゴンがいるのは南方の氷河地帯。王都からのんびり馬車で二週間だそうな。

 いく先々で珍しいものでも食べながら、のんびりいくさ。

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