表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔力ゼロの最強魔戦士  作者: 海影
二部 実戦体験行ってみよー
14/64

13 やっぱりお約束、かな

 とうとうやって来ました! 狩師のギルドでっす。イメージとしては、ラノベの冒険者ギルドとかって感じ? よくはわからんけど。


「ここが狩師のギルドです。えっと……」


 あ、そっか。この場で俺のことをどー呼ぶか悩んじゃってんのか。


「ゼオ、と呼び捨てでいいです。敬語も要りません。俺はハーミットさんって呼ばせて貰いますけど」


 表向き、俺はハーミットさんの弟子だしね。


「……わかった。それじゃゼオ、行くぞ」

「はい」


 俺はハーミットさんの後ろについて、建物のなかに入っていった。

 途端に周りの注目を浴びる。まぁ、こんなあれくれが集まるようなところにちびっこいガキが来ればこーなるねー。

 ハーミットさんも予測してたのか、まったく気にせずに受付らしいとこに向かった。

 ……ここで絡まれるのは、お約束だろっか。


「ハーミットさん、このチビなんなんですか?」


 おお。どうやらハーミットさんはギルドの有名人らしいね。そんな人が連れてることが気になったようで、そのおっさんがギロッとこっちを睨み付けてきてっけど。俺はニッコリと笑って見せたよ? なんで引いてんのかな?


「あ、えと」

「こいつは実家の関係で預かった子供だ。もっとも、子供だからといって甘く見ない方がいいが」

「そ、ですね……」

「なにいってんだよ! ここは子供が来る所じゃないんだから、追いだしゃいいだろ!」


 おー。若手らしき(十代半ばくらい?)のが、俺に手を出してきたよ。ま、これくらいの連中のあしらいは簡単だけど。

 俺は伸びてきた手を紙一重で避けて、相手の足を払う。ごくあっさりとこけてるね。まあ、ちびっこい俺に手を伸ばすために屈んでいたのもあっけどね。


「な⁉」


 あー、周りがざわざわしてきたし。


「ハーミットさん、さっさと行こ」

「お、おう。そうだな……」


 なにかを諦めたようなハーミットさん。うん、俺の事については、さっさと諦めた方が精神衛生上いいと思うよ。


 そうして、改めてカウンターに向かいました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ