1CrとMk&Ar+C
「暑いな•••」
俺は毛布を蹴飛ばして布団の上をゴロゴロする 。
「おーい 、 玄武起きろー」
1階から声がした。
「ほーい」
1階の声に返事をした。
「そういえば今日、なんかあったっけ?」
そう思って俺は時計を見る。
7月6日(金) 6時
「学校が1日残ってるな」
俺は数分落ち込んでいると、急に背中に重みを感じた。
「グホッ!」
「お兄ちゃん、起きろ〜」
「おっふ・・・魅華おはよう」
俺は、俺の背中に乗っている黒目黒髪ストレートの少女俺の妹である魅華に挨拶をした。
「お兄ちゃんが遅いんだよ、も〜」
「へいへい起きます起きます…の前に降りろ」
「はーい」
魅華が降りた後俺も降りた。
「お前らいい加減に起きろ」
「「はーい」」
父さんに促されるまま一階に降りた。
「やっと起きて来たか、朝飯できてるぞ」
「「……………。」」
俺たちの時間が一瞬止まった。これを見たら誰でも止まるだろう。
…こんな…こんな、こんなオールブラックな朝飯を見たことあるか?
「父さん、これ、何?」
「そりゃあ『ハンバーグ』『目玉焼き』『ご飯』『味噌汁』だが?」
…だが?じゃない!!『ハンバーグ?』『目玉焼き?』は黒い粉!炭素!炭素だよ!!しかも所々白くなってるし!山とれてるよ!!…これは置いとけないけど置いといて。
次に『ご飯?』は白のはずだよな?何で黒なんだ?まぁ原型とどめてる分ましだが…ましか?…これも今は置いといて。
…でだ!『味噌汁?』問題はこれだ。味噌汁…だよな…な!汁要素が全く無いんだがこれは…味噌…違うな炭素…うん、これだ…って結局炭素じゃねぇか!!
「そうだ!『スコーン』焼いてたんだった、食うか?」
俺は一瞬身構えたが、その必要はなかった。
「お兄ちゃん、これは綺麗に焼けてるね」
魅華が耳元で囁いてきた。
確かに綺麗に焼けてる、色も完璧だな。
「いるか?」
「うん!」
「おう!」
父さんからスコーンをもらってかぶりつく。
これは、美味しかった………三口目までは………。
「なにこれ!なんか苦い!!」
「父さん…何をいれたんだよ……」
「確か………あっこれ『ベイキングパウダー』じゃない!!『重曹』だ!!」
ぶー!!何と!炭酸水素ナトリウムかよ!やっぱりお前か!炭素!!
「これは…胃に優しそうだね」
「そうだな」
「それよりお前ら学校は、大丈夫か?鴉栗鼠もう行ったぞ!」
「そ、そうだね」
「行くか」
俺たちは、さっさと準備をして玄関を出た。
「いってきまーす!」
「いつてらっしゃいって俺の作った弁当忘れ……いない……ふっ、分かってたよ………………」
嵐は燃え尽きた。
声「玄武さん始まりましたよ微妙にカオスな世界」
玄「長かった〜」
声「確か次回は沢山登場人物が出てくるんですよね。(俺は出ませんけど)」
玄「そうだな、んじゃ!次回も見てな」