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活動報告を花束にして。  作者: ゆずはらしの
古代や中世に思いを馳せる。
8/41

コイネーと古代日本語

パソが止まる。


デルタサーチも直ってないし。なんかパソ止まる。ネットカフェに行ったら、そこのパソもおかしくなってて、フリーズ。再起動。それまでの作業がまっしろ。


ちょっと逃避中。しても良いよね、逃避……。


***


ゲームの「アルトネリコ」、音楽がわりと好きなので(ゲームはやってない)、ユーチューブでオープニングアニメの動画とか、見ていました。


この世界では独特のヒュムノス語というのがあって、それで歌が作られたりしていますが。オープニングでもヒュムノス語の歌が出てきます。


聞いているだけでは意味不明なんですが、発音を表記して、日本語訳をして、アップしてくれている人がいました。


見ました。


「ああ、……うーん、これ、……、なるほど」


文字で見て、なんとなくわかった。英語とラテン語とフランス語か、これは? 


それを全部ぐしゃっとまとめて、たらっと流したみたいな? 言葉になってる。


部分的にラテン語と、……たぶん、縄文時代の。日本語の発音の感覚が出てくるけど。基本部分は英語がくずれましたみたいな感じ。


で、文字を追いながら意味を見ていたら。


「ああ、……う~~~~~ん……。これは……にゃるほど」


さっきと似たようなこと言ってますが。


万葉集と古事記?


なんか、そんなイメージが。ええっと。この世界って、


万葉集と古事記の世界を、ラテン語で表現して、それを現代人の感覚でSFちっくに再現してみたら、こうなりました。


……みたいな感じ???


すごいね、異文化コミュニケーション。


いや、まあ。トランスレーション(翻訳)はむずかしいですよ。文化が違うという意識が常にないと、まちがえると言うか。


ちょっとね、ギリシャ語で悩んでて。そんな古いギリシャ語じゃなく、新約聖書の時代のギリシャ語なんで、比較的やさしいはずなんですが。


「なんでここで、ホティじゃなく、ホースが出てくるんだよう……」


たぶん、慣用句。慣用句的に使われている。でもなあ。


ホティ、ホースというのは、英語で言うなら、thatにあたる言葉なんですが。ニュアンスがちょっと違うらしいのですよ。


ホティの場合は、普通。でもホースを使うと、しゃべっている人間は、そのことに対して、同意していない、とか。認めていない、みたいなニュアンスが入る。


あ、ちなみに、言葉というのは古代にさかのぼるほど、文法が難しくなります。


その時代、その場所で使いやすいように変化してゆくので、現代の言葉は、かなり簡略化されて今の形になっています。


英語などは、どんどん簡略化されました。


英語、フランス語、ドイツ語が、もともとは同じ言語だった、というのは、歴史で習ったことがある人もいるのではないでしょうか。今はかなり違う言葉になっていますが。


その中で、古い言葉の形跡が良く残っているのは、ドイツ語ですかね……。


ドイツ人、頑固な人? 多いから。あんまり変えたくなかったみたい。文法とか見たら、古代ではこんな感じだったのかなあ、みたいのが、なんとなく推測できます。


なお、日本語の場合、古代の言葉の発音が比較的良く残っているのが沖縄の方言。


古代の言葉の文法が比較的良く残っているのが、東北地方の方言です。


人の行き来が活発な地域や、商業が盛んだった地域、争いが多発していた地域などは、長ったらしくしゃべっていると、商売できなかったり、命に関わるので、どんどん言葉が短くなり、文法が変わりました。


発音とか、今とかなり違うし、日本語でも。


古代の日本語の発音は、さしすせそ、はひふへほ、の音は濁っていました。


スズメはジュジュメ。鳴き声を聞いていると、なるほどと思えます。じゅんじゅん、じゅわじゅわ、鳴いてるし。


はひふへほは、ぱぴぷぺぽ(pa pi pu pe po)とか、ばびぶべぼ(ba bi bu be bo)でした。


つまり、ヒミコ(Himiko)は、ピミコ(Pimiko)だった。なんか別人のようです。


あ、でも、ぴっかー! という感じは出ている。もともとは、日御子か日巫女の意味だったんだろうし。そしたらお日さまでぴっかー! ……ピカチュウかい。


そして古代日本語では、「母(haha)」は、「ぱぱ(papa)」、もしくは「ばば(baba)」でした。なんてこった。ママはパパだった。


実は世界中で共通しているのですが、母親を意味する言葉は、M、P、B、Dなどの音のくりかえし、もしくは組み合わせです。


どうしてかと言うと、赤ん坊が口から出す音が、「まー」とか「だー」とか「ばー」とかだからです。


口を動かして、音を出す。その音で、「ごはんがほしい」とか、「おかあさん」とか呼んだりするわけです。


その場合、「まーまー」とか、「だーだー」とか、「ばーばー」とかいうのが、言いやすい。


そういうわけで、お母さんを意味する言葉、ごはんを意味する言葉が、「まんま」とか「まー」とかになっていった。世界の言語を見てみたら、だいたい、どこの国でも、お母さんを意味する言葉は、ママ、とかマー、とかバーとか。


でも日本語だけ、「はは(haha)」。赤ん坊にはものすごく言いにくい発音。


なんでやねん。で調べてみたら、平安時代ぐらいに、それまでぱぴぷぺぽとか、ばびぶべぼと発音していたハ行の言葉が、はひふへほに変わっていってる。手紙文化の発達で。


で、「ぱぱ」が「はは」になったらしい。


……うん。雑学。どうでも良いことをぐだぐだ書いてます。いやまあ。このギリシャ語も、別に訳さんでも良いんですがね。でも気になるって言うか。なんでわたしこんなことやってんだよもう。


マタイ福音書の五章四十八節。


伝統的な訳では、こうなります。


「だから、あなたがたの天の父が完全であるように、あなたがたも完全なものになりなさい」(確か新共同訳がこうだった。調べてませんすみません)


原文のギリシャ語を見たら、命令形じゃなく未来形。でも古代ギリシャ語、未来形で言う場合、必ずそうなるという意味で使う。


そして、……ホースが。あなたがたの父、に、かかっていて。天の、が、形容詞なんだけど主語扱いにもなってる。完全、も主語扱いになってる。で、……エスティン(英語のbe動詞にあたる言葉)。これ、強いよな、意味。


「あなたがたが父と呼ぶ天のお方は、完全なお方は、実在する。だから、あなたがたは、完全的なものに、なりつつあり、なるのです……???」



現代語に訳すと、「神は生きている。あなたがたは、自分たちの父、自分たちの神と言うが、神の方がわたしたちを所有している。


そして、神とは、完全なものであり、全ての源である。だから、わたしたちは、この世において、神(完全)のものとなりつつある。そのように心がけなさい」


でしょうか。


これ、説教台の上からの発言だったら、かなり強い口調での言葉だろうな、と思った。


と、いうわけで。とりとめなく雑学。ちょっと逃避していました。レポートにもどります。



2013年 07月06日 活動報告より



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