古代チグリス川に魚はさかのぼっているか。
いま発表用のレポートが二つ重なっています
中学生のテキスト用に、相変わらず旧約聖書のイザヤ書を読んでいて、出てきたアッシリアの提督? に、目がくぎづけになりました。
いや。立場としては悪役なんですが。
篭城状態のエルサレムの民衆に、アッシリアは強いんだぞ〜、おまえらの王さまも、神さまも、ダメダメじゃん、と言ってのけた人で。
多分、すごい有能な人だった。
民にわかるように、ヘブライの言葉を使って罵倒。聞いた官僚が慌てて、アラム語|(アッシリアやカナン地方の言語)でお願いします、と言ってるのに、最後まで、民にわかるような言葉使った。聞いた民が動揺し、王に従わなくなるように。
頭が良い人だったんだろう。
前線に出てきてるところを見ると、度胸もあった。
罵倒している内容を見ると、やけにエルサレムの内情に詳しい。有能なスパイも配下にいたんだろう。
総合すると、この人、ハイスペックなイケメンじゃね? みたいな。
古代のイケメン。きっと若い娘さんにキャーキャー言われ、部下の兵士たちにもついて行くぜ兄貴! な感じだったんでは。みたいな。
でもね。
イケメンなアッシリアの提督さん。彼の名前。
ラブ・シャケ。
「ごめん、アッシリアのイケメンさん…君の名前、現代日本語では、
I LOVE サーモンになっちゃうんだよ……(←太字でお読み下さい)」
なぜラブ。そして、なぜシャケ。
単体ならまだなんとかなる発音が、組み合わせにより多大な衝撃を起こすものに。シャケか。シャケがいけないのか。
いやたぶんアッシリアの言葉では、なんかカッコイイ意味だったんだ。たぶんだけど。
でも現代日本語だと、そういう意味になっちゃうんだよ。外国語の発音って油断できないね。いろんな意味でね!
……どこか寒い地方に、スケベニンゲンというつづりの町が実在しているな、そういえば。
ミンナ・アホさんとかヘンナ・パンツさんもいるな……フィンランドに普通に。いや、発音は微妙に違うんだけどね。
そのように自分で自分を納得させ、そして今の疑問は、
果たして古代のチグリス川にシャケはいたのか。
という、非常にどうでも良いものと化しております。
あ、次はエレミヤ書の解説書かないとな〜…。
追記
シャケはいませんが、コイはいたみたいです。
追記2
この約百年後、南ユダ王国のヨシヤ王と戦い、戦死させたエジプト王の名前が、
ネコ二世。
侮れない。何かいろいろと侮れない。古代の人の名前。
2013年 06月20日(木) 01時41分