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活動報告を花束にして。  作者: ゆずはらしの
古代や中世に思いを馳せる。
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冷製スープとソース

サブウェイ(サンドイッチのチェーン店)に、期間限定で、枝豆とアスパラガスの冷製スープというのが出ていますが、


中世の頃の。ヨーロッパのスープに似ている。


と、思った。スープとソースの差があんまりない時代。顆粒やキューブのブイヨンの代わりに、炙り肉の肉汁を入れて旨味を出した時代。


茹でて潰した豆に、ワインと塩を煮立てたものを混ぜて、ソースの出来上がり。水分多めならスープに。


とろみをつけたい場合は、焼いたパンを崩して入れる、と。


だからなんだと言われたら、別にどうという訳ではないのですが、


腹痛ひどくて、食事ができないんですよ。ずっと、お茶ばっかり。


おかゆ食べたら、また気分悪くなった。固形物まだダメだ。


でもお腹はすいてるんだ……(>_<)


あ〜……ミントと生姜のお茶飲もう。梅干しつぶして……、りんご、まだあったっけ……。



***



西洋の料理は基本、ソースをからめる形。


スープとソースの区別があんまりなかった時代もありました。濃厚ならソース。もうちょっとさらっとしているならスープ。みたいな。


水が、ほとんどの地域で硬水だったという理由もあります。


日本はほとんどの地域が軟水で、材料の味が出やすく、調理もしやすい。


しかし、硬度の高い水の場合、沸騰するのにも時間がかかり、材料に火が通るまでも時間がかかります。


イギリスの古い料理本に、『ビートン夫人の家政謄本』がありますが(レシぴ自体はエリザ・アクトンのものを写したらしいけど)、


ひたすら煮てる。


どんどこ煮てる。


日本でこの時間を煮たら、へにょへにょになっちゃうよ? ぐらい、長い時間、煮てる。それぐらい、火が通りにくい。食材に。


煮込んだら、肉汁とかが出てきて、うまみが煮汁に溶け出します。で、スープ状態の煮汁をもう一度、焼いたり蒸したりした食材にかけなおし、「おいしい」を追求したんじゃーないかなーと。


中華圏でも、水が軟水の地域が少なかったため、うまみを出すのに苦労したみたいです。


中華料理は、うまみを出すのに油使います。高温の油で食材に火を通して、うまみが逃げ出さないようにしているわけです。


水って、料理の発展に、ものすごーく影響します。




2012年 09月01日 2015年1月5日改稿

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