オマール海老のビスクとツナチェダー
ケータイで書いています。逃避中。
お昼にドトールに入りました。ツナチェダーのホットサンドが復活していました。
これ、好きなんだよね。
パンをざっくり切って、ツナと玉ねぎとチェダーチーズはさんで、黒コショウふって焼いたサンドイッチです。冬限定。
まぐまぐ食べました。
で、オマール海老のビスクですが、こちらはサブウェイのメニュー。
スープです。
ビスクってなんだ。と調べたら、甲殻類のからを二度焼きして、出汁とって、クリーム加えて作るスープなんだそうで。
濃厚な味です。
ちなみにビスケットの語源にも関わってました。二回焼く。という意味らしいです。ビスクって。ビスキュイ(ビスケット)は船旅にも持って行ける、二回焼いて水分飛ばした、保存用の食べ物だったんで。もともと。
だからなんだ。と言われたら、何とも言えないんですが。雑学って楽しいよね。
なお、今でこそサンドイッチはありふれた食べ物ですが、
パンに具をはさむ、という行為は、昔は下品とされました。
トレンチャー(トランシャール)と呼ばれる、固く焼いたパンを皿代わりにして、肉や野菜を乗せ、乗っている物だけ食べる、というのが、上流のかたがたの食事でした。
ふやけたら、取り替える。
で、肉汁やら何やら吸って、ふやけたパンは、
その家の奥方が有能な人なら、貧しい人への施しに使われました。
そうでないなら、扱いは家令に一任されていたため、貧しい人に売り、小遣い稼ぎをしていたようです。
あんまり裕福でない家なら、次の日の朝ごはんになりました。
でもまあ、……印象はあんまり良くないわけです。ふやけたパンって。どろどろだったでしょうし。上に乗ってた肉や野菜が、くっついてたりもしたと思われます。そういう状態です。
そういう歴史があったため、パンに何かをはさんでパンごと食べる=なんて下品。という感覚が長らくありました。みなさん、反射的に、ふやけたトレンチャーを連想したのです。
「なろう」の小説を読んでいると、異世界トリップして、ハンバーガーやサンドイッチを「発明」して、貴族も食べています、な描写がわりとあるので……そういう話が。ちょっと違和感ありまして。
スパゲティーもなあ。あれ、もともとは庶民がお腹すいたな〜な時に、とりあえず食べておこうみたいな食べ物で、宮廷では下品とされてたし。
手づかみで食べるものだったんですよ、スパゲティー。
やったらわかりますが、手でつかんで食べようとすると、顔を上に向けて、あーん、とやらにゃー、食べられません。どうやっても上品には食べられない料理です。
それで普及したんですがね、フォーク。
その土地で発展した料理やら何やら、その形になったのには理由があるんで……、まあ。
現代の日本人に当たり前なことは、どこの国でも長らく、当たり前ではなかった、という感覚を。書くときには忘れないで欲しいな〜と思います。
そこから、書いてる異世界にリアリティ出たりするしね。
えーとそれでは、逃避終わり。休憩終わり。んでは、細かい作業に戻ります〜。
楽しいよね、雑学。
2012年 12月05日 活動報告より